「Runtastic」がロードバイク用計測アプリを使ってアメリカ大陸横断レースを中継へ。データをリアルタイムで公開

GAPSIS編集部 2013年6月11日

ランタスティック（Runtastic。本社オーストリア）は11日、アメリカ大陸横断レース「Race Across America」においてオーストリア人のGerhard Gulewictz氏の4,830キロメートルに及ぶバイクレースのデータを同社のアプリを使って計測し、専用ウェブサイトでリアルタイムに中継すると発表した。

このRace Across Americaはカリフォルニア西海岸からアナポリスまでアメリカ大陸を横断し、4,830kmの距離をできるだけ速く完走するというレース。世界で最も過酷なバイクレースとされる。

Gerhard Gulewictz氏は今年で連続8回目の出場となり、8～9日間をかけて走りきる予定だ。彼の予定している基本ペースは、40時間走行、1時間睡眠、24時間走行、1時間睡眠、30時間走行、1時間睡眠というもので、合計でも僅か7～8時間程度の睡眠でこの8～9日間を乗り切る予定なのだという。過酷さはこのペースからもうかがえる。

Runtasticと言えば、スマートフォン向けのフィットネス・トレーニングアプリとして広く知られており、Android版アプリも日本も含めて世界中に大勢のユーザーがいる。走行距離、時間、スピード、消費カロリー、ペースなどのデータを記録、管理できるので、トレーニング記録を付けたい方には重宝されるアプリだ。

今回のレースで使用されるのは、同社のアプリの中でも、ロードバイク用のGPS計測アプリ「Runtastic PRO Road Bike GPS サイクルコンピュータ」で、バイクレースの走行距離、タイム、スピード、勾配度、消費カロリーなどをリアルタイムで計測する。このデータを下記リンク先の専用ウェブサイト上で公開する。このアプリは有料だがGoogle Playストアなどで配信されているので、関心のある方はチェックしてみよう。無料のライト版もある。
http://www.runtastic.com/ja/raceacrossamerica

なお、レースは米国時間11日スタートなので、本記事執筆時点からみて約6時間8分後に始まる。

下はAndroid版アプリのスクリーンショット。