参考画像:Firefox OS搭載端末とマスコットぬいぐるみ
Foxconnはコンピューティング、通信、家電業界における受託製造サービスで知られる巨大企業で、世界中の多くの企業の製品の製造を手掛けている。
そのFoxconnがFirefox OSを採用することは今後のスマートフォン、タブレットなどのモバイルデバイス市場において注目すべき動きの一つとなる。
Foxconnのイノベーションデジタルシステムビジネスグループのジェネラルマネージャ、Young Liu氏は今回のパートなシープ鵜について次のように述べている。
「現在 Foxconn は、『8 つの画面、1 つのネットワーク、1 つのクラウド』というビジョンの実現に全力で取り組んでいます。ハードウェア製造分野での本来の強みに加え、ハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、サービスを統合して提供するという新しい手法の開発にも取り組んでいます。同じようなビジョンを掲げる Mozilla と共に協業できることを、当社は大変嬉しく思っています。Mozilla の Firefox OS は、HTML5 とオープンな Web 技術に基づいています。その考え方は、Foxconn が推進している戦略と完全に一致します。ソフトウェア開発とハードウェア開発を融合することによって、当社のお客様と消費者の方々により大きなメリットを 提供できると考えています」
また、Mozillaのアジアオペレーション社長兼モバイルデバイス担当SVPであり、Mozilla台湾のCEOを務めるDr. Li Gong氏は次のように述べている。
「Mozilla は Foxconn と協力できることを大変うれしく思っています。また、Firefox OS とオープン Web をサポートするパートナーが増えているのも素晴らしいことです。オープン Webはモバイルの世界にとって最大かつ最高のプラットフォームであると Mozillaは考えています。Firefox OS のイニシアティブは、モバイルコンピューティングにおけるオープン Web 標準技術をより確固たるものにします。また、よりオープンなシステム統合とデバイスの相互運用を推進し、実現します。今回の提携は、オープン Web のためのモバイルオペレーティングシステムであるFirefox OS が、スマートフォンだけではなく多彩なモバイル機器に対応できる大きな可能性を持っていることを示すものです」
今やスマートフォン市場はAppleのiOSとGoogleのAndroidが二大プラットフォームとして制覇しつつある状況だが、この二強に戦いを挑む勢力にMicrosoftのWindows PhoneやBlackBerryのBlackBerry OS、そしてMozillaのFirefox OSなどがある。Firefox OSはこの中でも最も後発だが、大きな特徴としてオープンなプラットフォームである、という点が挙げられる。
国内ではKDDIがFirefox OS搭載機種の投入を検討しており、Mozillaとともに開発に取り組んでいる。
【情報元、参考リンク】
Firefox OS