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ドコモ、超小型のLTE対応基地局装置を開発、運用開始

LTE対応小型基地局装置
NTTドコモ(以下、ドコモ)は20日、LTE方式に対応した小型の基地局装置(以下、小型基地局装置)を開発し、運用を開始したと発表した。この小型基地局装置はLTEとW-CDMAに対応し、LTEでは下り最大75Mbps、上り最大25Mbps、W-CDMAでは下り最大14Mbps、上り最大384kbpsに対応する。

そして、サイズは従来基地局よりも圧倒的に小型だ。体積は従来型が410lなのに対して、29l、重さは従来型が120kg以下のところ、今回の基地局は約24kgだ。消費電力も少なく、280W以下となっている。

この小型基地局装置は、基地局制御部を持つ親局と電波の送受信機能等を持つ子局で構成されるリモート設置型基地局の親局に相当し、最大で2つの子局との接続が可能となっている。

前述したようにLTEとW-CDMAをサポートしているので、サービス名でいえば、XiとFOMAに対応する。

なお、これまでは、通信トラフィックの高い地域を中心にLTE基地局装置を親局として導入し、Xiエリアを拡大してきたが、山間部などでは親局の設置場所が限定され、子局と離れすぎて接続できないなど、これまでのLTE基地局装置ではXiのエリア展開が困難な地域があったということだ。

ドコモはこの小型基地局装置によってLTE基地局のラインナップを拡充し、これらの地域への対策も行いつつ、Xiエリアの拡大と品質向上に取り組んでいくとしている。

基地局設置イメージ

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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