参考画像:現在ドコモが推す「Xperia A」 |
「Togari」というコードネームで呼ばれる、このモデルは6インチオーバー7インチ未満の6.44インチのフルHDディスプレイを搭載し、QualcommのSnapdragon800を搭載すると言われている。そして、僕もこの6インチオーバーのXperiaが登場すると予想している。
少し前、NTTドコモ(以下、ドコモ)向けスマートフォン「Xperia Z」の生産が中止され、その中古価格が暴騰しているという話があった。そして、このXperia Zの生産中止というのもドコモが掲げる今夏モデルの「ツートップ」で、わざわざミドルレンジの「Xperia A」をセレクトしていることと関係しているのかもしれない。Xperia Zが生産中止となることが確定していたとすれば、その理由は次世代機がスタンバイしているからに決まっている。
■なぜ6.44インチディスプレイか?
そして、現在、Xperia Zの下のレンジでは国内ではXperia Aが約4.5インチ、海外では「Xperia SP」が約4.6インチ。これだけ下がサイズアップしてきているのに、5インチディスプレイ搭載機では差別化が足りず、インパクトがない。ここは一気に6インチレベルまでサイズアップしてもおかしくないだろう、ということ。また、Xperia ZはCPUの世代が古く、現在のSnapdrtagon600搭載が主流の夏モデルとのバトルでは見劣りしてしまう。
ファブレット(5インチ以上のディスプレイを持つスマートフォン)的には、6インチと7インチの間で最適サイズを探ることになりそうな予感がしていたので、中間の6.5インチあたりというのは、このジャンルのトレンドを考えれば無難だろう。
そして、今後、5インチ以下のクラスがわりとコンシューマー向け、それ以上(というか6インチ以上)のサイズがパフォーマンスユーザー向けファブレットという感じでボーダーが出来ていきそうな予感がする。ディスプレイが大きければ、CPUの熱を逃がすにも有利だし、より大きなバッテリーを搭載できることもある。
Snapdragon800はウルトラHD解像度のビデオもデコードできてしまうパフォーマンスを持ち、動画を扱うという面でも期待がある。6インチ台という新たなステージで新しい戦いが始まりそうだ。
記事執筆者プロフィール
一条真人
ITジャーナリスト
Twitter:@ichijomasahjito、Facebook:masahito.ichijo、
ブログ:一条真人メモ
クラウドサービスからスマートデバイス、デジタルAVまで、デジタル関連のアイテムが大好き。「ハッカー」(日本文芸社)、「PCプラスワン」(笠倉出版)などパソコン雑誌の編集長を経て、小説なども出版して現在にいたっています。PC、IT関連の本は50冊以上書かせてもらいました。スマートフォンは初代Xperia(あまりに美しいデザイン!)、iPhoneなど数機種使っています。
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本コラムは毎月第2・第4火曜日更新予定!
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