ドコモのXi基地局ラインナップ |
ドコモがXiのサービスを提供開始したのは、2010年12月24日。KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスよりも早くLTEの商用サービスを実現した。当初は対応端末も少なく、普及ペースは遅々としたものだったが、今や最新機種は全てXi対応モデルとなり、3GのFOMA専用機の新モデルは出なくなっている。
Xiの契約者数も一気に増大しつつあり、FOMAからXiへの普及が本格的に進んでいるのが現在だ。
一方で、ユーザー数の増大によって、Xiの通信トラフィックも急増しており、サービスの開始当初やまだユーザーが少なかった頃に比べて、特に都市部などでは速度が出にくい状況にもなっている。他社のサービスもやはりユーザー数増加に伴う速度低下は見られるが、やはり国内最大規模のユーザー基盤を持つドコモの場合、影響も大きい。
それだけにXi基地局の拡充はXi端末のユーザーにとっても非常に重要なことと言えるだろう。
ドコモのネットワークサービスには広範囲のエリアカバーと通信速度をどうしても期待してしまう。
そのXiだが、対応基地局数は今年3月末時点では24,400局となっている。この数字が2013年度中(2014年3月末まで)に約50,000局に増える予定だ。ペースで見ると、今年度の基地局増設のスピードは過去2年半と比べて非常に速いことが分かる。
さらに、現在のXiは、一部エリアで下り最大112.5Mbpsで提供されているが、今年度中に東名阪において下り150Mbpsのサービスが開始される予定だ。また、下り最大112.5Mbpsの利用可能エリアは3月末時点で33都市だったが、6月末までには100都市まで拡大される予定となっている。
まだまだサービス開始から2年半のXiだけに、不満足な点も多々あるものの、今後は大きく改善されていくことになりそうだ。また、ここ1、2年、ドコモだけでなくKDDIでも長時間の通信障害が起きているだけに、安定的なサービス提供も期待される。
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース