ドコモ、「ドコモ地図ナビ」で「海外地図」アプリを7月11日に提供開始。海外渡航時に便利。追加料金無し

GAPSIS編集部 2013年6月28日

NTTドコモ（以下、ドコモ）は28日、同社がスマートフォン向けに提供しているサービス「ドコモ地図ナビ by いつもNAVI」において新たなコンテンツとして「海外地図」アプリを提供開始すると発表した。リリース日は7月11日の予定で、利用料金は「ドコモ地図ナビ」の月額利用料に含まれる形となり、追加料金は発生しない。「ドコモ地図ナビ」の月額料金315円のみで利用可能だ。

海外地図アプリのメニューと地図の例（広域地図）

「ドコモ地図ナビ」自体は、乗換案内やルート検索などのナビゲーション機能、エリアガイドが利用できるサービス。いわゆるスマートフォン向けのナビゲーションアプリだが、今回、新たに海外地図が追加される。

この海外地図は単独アプリとしてリリースされる形となり、あらかじめ日本国内でデータを一括ダウンロードしておくことで、海外での利用時にインターネット接続不要で使うことができる利点がある。海外でのインターネット利用に関しては現地のプリペイドSIMカードを使うなどすれば安くできるが、国内通信事業者の海外ローミングサービスを利用した場合には、定額制サービスを使ったとしてもそれなりの出費となる。

それだけにデータを一括ダウンロードできるのは利点となるだろう。ただし、乗換案内検索、天気情報については事前ダウンロードに対応していないため、利用する場合には通信が必要となる。

「海外地図」アプリでは、海外における「詳細地図」をメインに、「路線図」「国・地域情報」「スポット情報」「天気」といったコンテンツに加え、「GPS測位」「乗換案内検索」「トラベル会話」「通貨計算」といった便利ツールが含まれている。

なお、「海外地図」アプリが対応している国と地域は下記の通り。

アメリカ（サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ラスベガス）
ハワイ、グアム、サイパン、カナダ（トロント）
韓国（ソウル、釜山、済州島）、香港、台湾（台北）、タイ（バンコク）、
シンガポール、インドネシア（バリ島）、ベトナム（ホーチミン）
インド（デリー、ムンバイ）、オーストラリア（シドニー、メルボルン）
イタリア（ローマ、ミラノ）、フランス（パリ、ベルサイユ、モン・サン・ミシェル）
ドイツ（ベルリン、ミュンヘン）、イギリス（ロンドン）
スペイン（バルセロナ、マドリッド）、オーストリア（ウィーン）

アプリはドコモアプリケーションマネージャーもしくはGoogle Playからダウンロードできる。