Xperia ULの展示ブース |
2013年夏のau新商品発表会でこのXperia ULに触る機会があったので、そのファーストインプレッションをお伝えしたい。
■持ちやすくなったボディ
Xperia Zのデザインはクールだが、背面がカクカクしていて持ちにくい、というような人もいると思う。このXperia ULでは背面が「Xperia A SO-04E」(NTTドコモ向け)のようなラウンド形状となり、ぐっと持ちやすくなった。これは最近のスマートフォンのデザイントレンドの1つだと思うが、歓迎したい。
Xperia UL本体。Xperia Zよりも縦方向のサイズが小さくなっている。 |
背面の角が曲面になっており、持ちやすい。 |
また、縦・横・厚みのディメンションもXperia Zと変わっている。体積自体は変わらないということだが、縦方向の長さが小さく、厚みが増して、デザイン的にはマイルドな印象になっている。
そして、正面から見たとき、ボディ上部に「SONY」のロゴがあるのもXperia Zとは異なる。この部分はXperia Zでは「NTT docomo Xi」のロゴになっている。また、背面の「Xperia」の文字はプリントではなく一体成型なので、使っているうちに擦れて消えてしまうことがないという。細かいところにも配慮されているようだ。
■カメラボタンで使い勝手アップ
そして、ワンセグアンテナが内蔵となったことも大きい。Xperia Zではヘッドフォン端子にアンテナコードを繋ぐ必要があった。また、カメラ用に物理ボタンが追加された。この物理ボタンからカメラを起動したり、シャッターを切ることができる。さらにバッテリーが交換可能となった。これらは多くの人がXperia Zなどに望んでいたポイントだろう。Xperia Zから大きな改善がなされたわけだ。
そして、防水に関しても1レベルアップしてIPX5/IPX8対応となっているというのも凄い。防塵はIP5X相当。様々な点でハードが進化している。
写真で言うと側面右側にカメラボタンがある。 |
ワンセグアンテナは内蔵タイプになった。 |
バッテリーの交換も可能だ。 |
■シンプルな操作を実現する「シンプルホーム」
ソフトウェア面での違いとしては、「シンプルホーム」という操作しやすいシンプルなホームアプリを搭載していることがある。
これは今回のau Androidスマートフォンの1つのトレンド的なものだが、ビギナーにも使いやすいメニューを用意するのは、ガラケーからの乗り換えを意識した動きなのかもしれない。
アイコンが大きなホーム画面「シンプルホーム」。 |
■Xperia Zからの大きな進化が魅力的
正直、この機種を初めて見たときは、「auはXperia Zを周回遅れで出すのか?」と思ったが、それは全くの勘違いだった。
個人的には「シンプルホーム」などはどうでもいいのだが、Xperia Zからの様々なハード面での進化は素晴らしい。Xperia Zを持っている人がわざわざ買い換えるほどではないと思うが、これからXperiaのトップモデルを買いたいという人にとっては大いに魅力的な機種だろう。
下にその他いくつかの写真を掲載しておく。
カラーはブラック、ピンク、ホワイト。右写真は卓上ホルダ。
展示されていたアクセサリー。このようなケースも販売される。
下に公式の機能紹介動画を掲載しておく。
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
au/Xperia UL SOL22製品紹介ページ