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【実機レポート】ドコモのdstickでゲームと「フォトコレクション」が利用可能へ。2台のスマホをコントローラとして使っての2人プレイも(ドコモ2013夏)

NTTドコモ(以下、ドコモ)は15日、都内で今夏向け新商品・新サービスの発表会を開催し、展示会場において新商品や新サービスの展示を行った。その中で、同社は「dビデオ」や「dアニメストア」などのコンテンツをテレビなどの画面に映し出して楽しむための機器「SmartTV dstick 01」の今後の展開についても概要を紹介した。

二台のスマートフォンをWi-Fiで接続して、二人プレイを楽しんでいるところ。
※画面には薄くモザイクを入れています。

dstickはテレビなどのディスプレイに備えられたHDMI入力端子に接続して使う機器だ。このdstickでは現在、「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」、そして「SmartPlay」を楽しむことができる。

dビデオ、dアニメストアは動画コンテンツが楽しめるサービスで、dヒッツは音楽コンテンツのサービス。これらのサービスのコンテンツを、テレビなどの画面で視聴できる。dstickの登場以前は対応するスマートフォンやタブレットでしか視聴できなかったので、大画面で楽しみたいという方には重宝するアイテムだ。

また、SmartPlayは「TwonkyBeam」で知られるPacketVideo社の技術が活かされた機能で、YouTubeの視聴に加え、ホームネットワーク上の機器内のコンテンツを再生できる。

今のところはこれらの機能にとどまるdstickだが、今夏、バージョンアップの提供によって新機能が追加される予定だ。

現在のdstickのメニュー画面。「dビデオ」「dアニメストア」「dヒッツ」「SmartPlay」のみとなっている。

それは「フォトコレクション」と「ひかりTVゲーム for dstick」の2つだ。いずれも8月~9月をめどに対応予定となっている機能で、dstickの用途を広げてくれる。

「フォトコレクション」の機能は説明要らずかもしれないが、写真や動画をクラウドサーバー上にアップロードし、管理できるサービス「フォトコレクション」をdstickで利用できるようにしてくれる。具体的にはdstickを接続したテレビなどの画面上で、フォトコレクション内の写真や動画を視聴することが可能になる。

次に「ひかりTVゲーム for dstick」だが、こちらは月額525円の有料機能・サービスとなり、様々なゲームをdstickで遊ぶことができる。dstickを接続したテレビなどの画面でゲームを遊べるので、dstickがさながら据置ゲーム機に変身したようなイメージだ。サービスの提供開始時には約30タイトルから始まり、現在の予定では、約50タイトル程度まではラインナップが増やされる見込み。

dstickの新機能についての紹介パネル

dstickの操作は通常、スマートフォンにインストールする専用リモコンアプリ「dstickリモコン」を使って行う。dstickリモコンには、操作用の仮想タッチパッドが表示され、その上でタッチ操作することによってdstickのメニューを操作できる。

しかし、このアプリでゲームを遊ぶのはさすがに困難だ。そこで、ゲームを遊ぶ際には「ひかりTVゲーム」のアプリを使う。このアプリには、ソフトウェア・コントローラ機能が搭載され、それにはソフトウェア十字キーや「1」「2」「3」「4」キー(※プレイステーションでいえば□△×○ボタンに相当)、「menu」「select」「start」「L」「R」キーが備わっている。

「ひかりTVゲーム」のアプリにはソフトウェアコントローラ機能が搭載されている

このソフトウェア・コントローラを使ってゲームを楽しむ。プレイステーションシリーズなどのゲーム機のコントローラと異なり、物理ボタンではないので、操作には慣れが必要だ。ボタンの位置、境界が指の感触では知ることができないので、物理ボタンを持つゲーム機のコントローラのように手元を見ずに軽快に操作するには多少なりとも慣れを必要とする。とはいえ、慣れれば快適にプレイできそうだ。

また、今回の展示会場では2台のスマートフォンを使っての2人プレイを楽しむこともできた。

タイトルによっては画面分割による2人プレイも可能。
※画面には薄くモザイクを入れています。

なお、コントローラアプリとdstickとの接続はWi-Fi(無線LAN)を介して行う。Wi-Fi環境が安定かつ、ある程度の速度が確保できるのであれば、プレイに影響するような入力遅延などは生じず、快適に遊べるということだ。今回の展示会場ではWi-Fi環境が悪かったこともあり、少し遅延が生じていた。

いずれにしても、dstickさえあれば、テレビでゲームが遊べる上、コントローラを買う必要もないので、本当にお手軽だ。しかも、将来的にゲームパッドに対応させる可能性もあるということなので、そちらについても期待したい。

【情報元、参考リンク】
dstick製品紹介ページ

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