AQUOS PAD SH-08Eの紹介パネル |
このAQUOS PAD SH-08EにNTTドコモ(以下、ドコモ)の2013年夏モデル発表会で触ることができたので、ファーストインプレッションを紹介したい。
■7インチタブレット最強レベルの液晶
まずは注目の液晶から。この液晶の表示傾向はIGZOらしく明度が高く、明るいものだ。7インチというサイズに対して1920×1200ドットと解像度が非常に高く、密度の高い表示は今までにない体験という感じで、写真なども非常に精緻に表示される。たとえ「iPad mini」(解像度1024×768)に「Retina」モデルが出ても、ドット密度で大きく引き離されることはなさそうだ。
なお、ボディの横幅は107mm、厚さは9.9mmで、Nexus 7と同様に上着の内ポケットにも収まる、扱いやすいサイズになっている。また、バッテリー容量が4,200mAhと大きいので、IGZO液晶との組み合わせで長時間駆動が期待できそうだ。
しかも、防水、防塵にも対応しているので、タブレットとしては凄い。
高解像度で精緻な表示。 |
背面。ボディ色はホワイトのみ。 |
■フルセグチューナー搭載
解像度の高い液晶を活かす機能の一つとして、高解像度な地デジTV放送を楽しめるフルセグチューナーを搭載している。これがこのタブレットの大きな魅力だ。本体にアンテナを搭載するほか、ドックにも同軸コネクタを搭載し、普通のテレビのアンテナケーブルを接続できる。
付属のドックは同軸アンテナコネクタ対応。アンテナケーブルを接続すれば、安定した視聴が可能。 |
ドックにセットしたところ。 |
AQUOS PAD SH-08Eに内蔵されたアンテナ。 |
ワンセグ、フルセグを電波状態で自動切り替えすることも可能。 |
■ペン入力が便利
このタブレットはペン入力にも対応しているため、細かい文字を書いたりするのが楽だ。また、ブラウザなど、他のアプリが動いている状態で書き込むこともできるのが便利だ。ただし、このペンがちょっと貧弱な印象なのが残念だ。しかし、普通に使うならこの程度のクオリティで十分なのかもしれない。ちなみにペンで書き込んだ画面はキャプチャ保存したり、共有することができる。
Web画面などに落書きすることができる。 |
ペン先の色や種類が選択できる。 |
保存はPDF形式、共有はPNG形式になる。 |
■パーソナルなテレビとしても使える?
現時点において、このAQUOS PAD SH-08Eのポテンシャルは抜群で、Nexus 7などを大きく引き離している。フルセグチューナー搭載で、7インチというサイズから、パーソナルなテレビとしても使えそうだし、ペン入力も搭載していることで、かなり幅広く活用できそうだ。価格さえ適切なら、かなり好意的に市場に受け入れられる予感がする。
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/AQUOS PAD SH-08E製品紹介ページ