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LINEが3万冊を扱うスマートフォン向け電子コミックサービス「LINE マンガ」を提供開始

LINEは9日、同社が運営する無料通話・無料メールアプリ「LINE」において、連携サービスとして電子コミックサービス「LINE マンガ」の提供を開始した。LINE マンガはアプリとして提供され、AndroidとiOS端末で利用できる。Androidの場合はAndroid 2.3.3以上、iOSの場合は4.3以上のOSが動作要件だ。アプリの価格は無料。


当初はコミュニケーションサービスだったLINEだが、いまや様々な連携サービスを揃え、幅広いコンテンツを扱うプラットフォームと化している。そのLINEに足りなかったものが、電子書籍であり、今回コミックが新たに加わることになった。

LINE連携サービスとして、ならではの機能も提供される。

例えばLINE マンガでは、LINEで利用できる「スタンプ付きマンガ」が販売される。第一弾として「宇宙兄弟」「進撃の巨人」などの購入者は、特典としてマンガキャラクターのスタンプを無料でダウンロードすることができる。

さらに、LINEを通じて友人にお気に入りの作品をお勧めできる機能もある。この辺りはLINE連携サービスならではの特徴だろう。

LINE マンガには秋田書店、講談社、集英社、小学館、スクウェア・エニックス、白泉社など約50社以上の出版社・レーベルから提供を受けた作品が揃う。現在、約3万冊を揃え、国内のスマートフォン向け電子コミックサービスとしては最大規模になる。

LINE マンガを利用するには下記リンク先からアプリをダウンロード/インストールすればいい。

Android版LINE マンガ(Google Play)
iOS版LINE マンガ(App Store)


なお、LINE マンガのローンチにあたり、いくつかの出版社からコメントが寄せられている。

●株式会社秋田書店 取締役メディア事業部長 高橋宏和氏
「今回、LINEマンガに、私たちがマンガ家のみなさんからお預かりしている作品を提供できることを大変嬉しく思います。また、LINEマンガの参入によって日本の電子書籍全体がより活性化することを確信いたします」

●株式会社講談社 デジタルビジネス局デジタル第一営業部 部長 吉村浩氏
「現時点における電子書籍の課題のひとつとして、読者が作品に出会う、もしくは気づく場所が限定的であるということがあげられます。LINEという素晴しいコミュニケーションプラットホームを通じて読者が作品に出会う機会が増え、電子書籍の楽しみ方が拡がっていくことに期待しています」

●株式会社集英社 デジタル事業部次長 益田和之氏
「電子書店がそれぞれに特色を出している今、LINEマンガは簡単に面白い作品を友達に紹介できるという部分が一番大きな特徴でしょう。スタンプを送るような、この手軽さで読者に『読んでみようかな?』と思わせることができれば、また新たなマンガブームが生まれそうな予感もします」

●小学館 デジタル事業局
「LINEマンガのサービス開始おめでとうございます!いま一番支持されているコミュニケーションツールですので、マンガの新しい世界を広げる可能性も感じます。この斬新な取り組みで、多くのLINEユーザーに弊社の作品を楽しんでいただけることをとてもうれしく思っています」

●株式会社スクウェア・エニックス クロスメディア事業部デジタル出版部 マネ
ージャー 村中宣彦氏
「昔からマンガというものは、友達と一緒に読むと一層おもしろくなるものでした。日本一のコミュニティを有する「LINE」なら、きっとマンガ配信の新地平を拓くに違いないと期待しております」

【情報元、参考リンク】
LINE/プレスリリース

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