Twonky Beam |
Twonky Beamはスマートフォンやタブレットでインターネット上の動画コンテンツ、例えばYouTubeなどを同じWi-Fiネットワークに接続されたテレビやセットトップボックスなどにワイヤレスで転送し、視聴できるアプリだ。また、ビデオオンデマンドサービスの「U-NEXT」における視聴アプリとしても知られる。
今回、Twonky Beamはアプリ内課金によるプレミアム機能を導入した。このプレミアム機能では、DTCP-IP機能(ストリーミング再生及びムーブ)を使用できる。例えば、同じネットワーク内にあるブルーレイレコーダーなどのレコーダー内のテレビ番組の録画データをワイヤレスでスマートフォンへ転送し、視聴することができる。しかも、ストリーミング再生のみならずムーブ転送(ダウンロード)も可能なため、スマートフォンを持ち出し、外で録画データを視聴することもできる。
この機能を利用するにはAndroid 4.0以上のOSを搭載した端末である必要がある。
なお、DTCP-IP機能は基本的に有料だが、Twonky Beamのバージョン3.3.5以前においてすでにDTCP-IP機能を使っているユーザーの場合は、バージョン3.4.0にアップデートした後でも無料でプレミアム機能が有効になる措置が採られている。さらに、パケットビデオはNTTドコモ(以下、ドコモ)のグループ企業であることもあり、ドコモのユーザーは期間限定でプレミアム機能を無料で利用できる。期間は2013年1月31日から2014年3月31日までの予定。
また、フルHDでの視聴も可能なため、NTTドコモの今春モデルのうち「ARROWS X F-02E」「Xperia Z SO-02E」「Optimus G Pro L-04E」「ELUGA X P-02E」ではスマートフォンの画面においてフルHD解像度で楽しむこともできる。「Xperia Tablet Z SO-03E」「ARROWS Tab F-05E」でも同様だ。
公式に動作確認済みのブルーレイレコーダーは下記の通り(最新のリストはこちらのページで確認可能)。
[パナソニック]
DMR-BZT9300、DMR-BZT830、DMR-BZT730、DMR-BWT630、DMR-BWT530、DMR-BRT230、DMR-BZT920、DMR-BZT820、DMR-BZT720、DMR-BWT620、DMR-BWT520、DMR-BRT220
[シャープ]
BD-W520、BD-W1200、BD-W510、BD-W1100、BD-HW51、BD-T510、BD-T1100、BD-T2100
[ソニー]
BDZ-EX3000、BDZ-ET2000、BDZ-ET1000、BDZ-EW2000、BDZ-EW1000、BDZ-EW500、BDZ-E500W、BDZ-E500B、BDZ-AX2700T、BDZ-AT950W、BDZ-AT970T、BDZ-AT770T、BDZ-SKP75
※BDZ-EW2000、BDZ-EW1000、BDZ-EW500、BDZ-E500は、ソニーから提供される放送ダウンロードによるソフトウェア・アップデート後に対応予定(2013年春実施予定)。
[東芝]
DBR-Z310、DBR-Z320、DBR-T350、DBR-T360、DBR-M180、DBR-M190、DBR-Z250、DBR-Z260
ただし、これらの対応機器のうち、ストリーミングに加えてムーブの動作確認が取れているのはシャープ製の「BD-W520」と「BD-W1200」のみ。また、Twonky Beam及びスマートフォン・タブレット側がフルHDに対応しているとはいえ、再生時の解像度は録画データ、ブルーレイレコーダーの機種によるため注意が必要だ。また、スマートフォンの機種によっては特定の録画モード(DRモード)が再生できない場合もある。
最新バージョンの機能紹介やパケットビデオ社については、先日インタビュー記事を公開しているため、関心のある方は参照してみてほしい。
「テレビ、レコーダーとの連携の便利さに注目が集まる「Twonky Beam」でお馴染みのパケットビデオ社に遊びに行ってきた!」
【情報元、参考リンク】
Google Playストア/Twonky Beam