MEDIAS X N-04E |
ドコモwithシリーズ 2013年春モデルは、1.5GHz駆動のクアッドコアCPUを搭載し、ディスプレイにはHD(720 × 1280ドット)解像度を採用するなど、従来のNEXTシリーズに匹敵するスペックを持つ。
今回の春モデル・ラインナップではスペックはほぼ横ばいとなったので、スペックではなく、その端末の個性、とがった部分など自分に刺さる端末を探せば良い。とはいえ、それぞれの端末の個性は見つけづらいものでもあり、埋もれてしまう端末もありそうだ。
4.7インチHD有機ELディスプレイを搭載する |
さて、N-04(MEDIAS X)だが、クアッドコアCPUにROM 32GB/RAM 2GB、Android 4.1(Jerry bean)を搭載しており、操作に関してはもたつくこともなく快適に動いているように感じた。重箱の隅をつつくとするならバッテリー容量が1,980mAhと、ほんの少しだけ小さい。バッテリー容量が小さいことでボディーデザインに影響があるのかというと、約136(高さ) × 68(幅) × 10.4(厚さ)mm、重さ155gと、可もなく不可もなくと言ったバランスに落ち着いている。
MEDIASロゴの上にはウェイクアップ/スリープキーがある |
本体前面にはタッチセンサー式のホームキーがあるが、本体下部にはウェイクアップ/スリープキーが付いている。電話や時計、メールの確認、画面オフ操作が素早く行える面白い試みだ。
ボディーカラーはWHITEとBLUE |
本体上面にはUSB端子、イヤフォン端子 |
右側面にはボリュームボタンがある |
バッテリーは1,980mAh |
ボディーカラーはWHITEとBLUEの2色。カメラは背面が約1,310万画素裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」、前面は約130万画素のCMOSセンサーを搭載する。
おくだけ充電に対応する。充電台の上に端末を置いたところ。 |
外部ストレージはmicroSDHC 32GBまでに対応する。IPX5/8相当の防水、IP5X相当の防塵性能を持ち、充電はおくだけ充電に対応するため、充電のたびにmicroUSBコネクタカバーを開ける必要がない点が嬉しい。
角度を付けた状態で充電することも可能だ
この充電器は、専用の台に乗せることで端末を立てた状態で充電が可能となる。端末の向きの指定はあるものの、多くの卓上ホルダのようにカチっとはめる必要がなく、ざっくりと置くだけで充電となるので使い勝手が良い。
写真では分かりづらいが、左側がブルーライトカットモードオン、 右側がオフとなっている。左側は若干暖色系の色合いとなっている。 |
本機の特徴としてあげられるのが、4.7インチのHD有機ELディスプレイだ。有機ELディスプレイは素子が発光するため、色鮮やかでかつ黒がしまって見えることでテキストや動画などの視聴に最高のパフォーマンスを発揮する。動画に関してはDiXiM Playerがインストールされているため、DLNAによる動画再生もすぐに楽しむことができる。
また、目の疲れの原因になると言われているブルーライトを約30%カットする「ブルーライトカットモード」を搭載する。試用の段階で、ブルーライトカットモードはすぐに効果があるかは分からなかったが、全体的に暖色系の優しい色となるため目に優しそうな印象を受けた。
その他、節電機能として高速起動のスタンバイモードが搭載されている。電源ボタン長押しで表示されるメニューから「スタンバイモード」を選ぶことで、一瞬で起動するようになる。圏外となる地下鉄や医療施設でスタンバイモードにしておいて、表に出てから起動しても通常のウェイクアップに近い速さで起動するため使い勝手は良い。また圏外となる場所でのバッテリー消費も抑えられるため節電にもなる。
電源ボタン長押しで表示されるメニューの中にスタンバイモードがある |
N-04(MEDIAS X)はおサイフケータイ(FeliCa)、ワンセグ、赤外線、NOTTV、10台までのWi-Fiテザリングや、おくだけ充電を含めた本当に「全部入り」だ。ハイスペックだから真新しい機能を追加するのではなく、ユーザーのための身近な機能に重きを置いた作り込みがなされており、メーカーが違ってしまうが「目の付け所が違う」スマートフォンといえる。ハイスペックな中身と普段使うにあたって役立つ機能を多数搭載しいるので、長く使うならN-04(MEDIAS X)はオススメだ。
発売は、2月下旬発売予定となっている。
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/MEDIAS X N-04E製品紹介ページ