22日に開催された発表会での展示ブース。右はdstickの実機。
そのドコモ スマートホームの取り組みにおける第一弾としてタブレット「dtab」に加えて、テレビ向けの小型スティック端末「SmartTV dstick」(ネオス製)が発売される。
dstickは、テレビなどのディスプレイに備えられたHDMI入力端子に取り付ける機器で、「dビデオ」(旧「VIDEOストア」)、「dアニメストア」(旧アニメストア)、「dヒッツ」(旧「MUSICストア セレクション」)を楽しむことができる機器だ。通常であれば、これらのサービスはドコモのスマートフォンやタブレットで楽しむために提供されているものだが、dstickがあれば、テレビで楽しむことが可能だ。これらのサービス加入者は追加料金不要でサービスを楽しめる。ただし、dstick本体の購入は必要。
さらに、アプリ「Twonky Beam」の技術を使った機能「SmartPlay by Twonky」を利用して、YouTubeの動画や、ホームネットワーク上(家庭内に構築した無線LAN環境。実際にはdstickと同じ無線LANネットワークに繋がっていること)にあるパソコンやスマートフォンに保存された動画・音楽をテレビで再生・視聴することもできる。
dstickへの電源供給はUSB端子経由で行い、本体にはWi-Fi(無線LAN)機能が内蔵されている。
そして、dstickの操作にはスマートフォン向けアプリ「dstickリモコンアプリ」を使う。このアプリはGoogle Playからダウンロードできるようになる予定で、2011年冬春モデル以降のスマートフォンから順次対応する見込み。dstickには物理的な専用リモコン機器は付属しない。リモコンをインストールしたスマートフォンとdstickとの通信はBluetoothを介して行う。
また、動画コンテンツはサイズが大きいが、ホームネットワークを介するため、携帯電話回線への負荷は掛からない。
dstickへの電源供給はUSBだが、テレビに端子が無い場合はUSB-ACアダプタを使えばいい。 |
dtick本体の仕様はサイズが約27×83×11.7mmで、重さは約23g、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n(2.4GHz)で、Bluetoothは2.0+EDRに対応、内蔵メモリは512MBで、ストレージ容量は4GBとなっている。
販売チャネルはドコモオンラインショップとなり、発売時期は3月以降。価格は8,925円の予定だ。
ただし、ドコモはdstickを多くの方に体験してもらうため、抽選で70,000名に無料で提供するキャンペーンも実施する。詳しくはキャンペーンサイトを確認してほしい。
リモコンアプリを入れたスマートフォンで操作しているところ。
中央の四角エリアをタッチしてテレビに写ったカーソルを動かせる。
中央の四角エリアをタッチしてテレビに写ったカーソルを動かせる。
ホーム画面。 |
映画。 |
「スパイダーマン」を再生してみようとしたところ。画質は最大でHD(720p)まで。 |
「スパイダーマン」の視聴前画面。 |
動画視聴中はリモコンアプリはこのような画面になる。 |
【情報元、参考リンク】
・dstickプレゼントキャンペーンサイト
・NTTドコモ/プレスリリース