ドコモがファッションEC分野への事業拡大を目指し、マガシークの株式公開買付けを実施へ

NTTドコモ（以下、ドコモ）は30日、コマース事業におけるファッション分野への事業拡大を目的に、ファッションサイト「MAGASEEK」を運営するマガシーク及び伊藤忠商事賛同のもとにマガシークの発行済普通株式等の公開買付けを実施することを同日に決議したと発表した。

これにより、ドコモは31日から2013年3月14日までの期間、マガシークの発行済普通株式等8,829株以上（所有割合約41.67％以上）の取得を条件とする株式公開買付けを行う。

ドコモはスマートフォンやタブレットからネット通販を手軽に行うことができるサービス「dショッピング」の提供を昨年12月より開始し、Eコマース事業への注力を始めている。しかし、現在のdショッピングでは主に生活用品等を商材としており、商品分野が広いとは言い難い。

今回のマガシークとの資本提携により、ドコモはファッションEC市場における事業拡大を進めることが可能となる。マガシークはファッション分野における有力なECサイトの一つであり、20代から30代の女性を中心に一定規模の顧客基盤を持つ。一方、ドコモも約6,000万人の顧客基盤を持ち、両社が協力することで、高い事業シナジーが見込まれる。

ドコモはdマーケット内に新しくファッションECサイトを立ち上げることを検討している。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース