発表会で展示されたパネル。 |
NTTドコモ(以下、ドコモ)の春モデルでは、フルHDディスプレイ、そして5インチの大画面モデルがプッシュされているが、SH-04E(AQUOS PHONE EX)は4.5インチのHD解像度(720×1280ドット)のディスプレイを採用することで、ちょうど良いサイズ感を実現したスマートフォンだ。
また、SH-04Eは春モデルのなかではトップバッターとなる、1月25日発売の機種でもある。すでに販売開始されているので、店頭でも実機を確認できるはずだ。
SH-04Eは女性をターゲットとしているということで、約128(高さ)×64(幅)×10.9(厚さ)mm、重さ145gという今回発表された機種の中でも「大きめ」ではないサイズ感がちょうど良い。厚みに関しては10mmを切るモデルが多いなかで、本機の10.9mmは厚く感じてしまうが、裏面の角を深く落とすことで手に馴染むようデザインされている。
SH-04EはPink、White、Blackの3色展開。下部の透明パーツがアクセントとなっている。 |
ボディーカラーはPink、White、Blackの3色。デザインの特徴として、本体下部に設けられた透明パーツがあげられる。この部分には着信や充電中に光る、フィーチャーフォンでは当たり前のようにあった、いわゆるイルミネーションが搭載されている。色やパターンなど、様々な設定が用意されているので綺麗なイルミネーションを楽しむことができる。欲を言えば、透明パーツが端末のアクセントとなっているので、中央部分のみが発光するのではなく透明パーツ全体が光って欲しかった。
透明パーツの中央部分が光る。 |
本体上面にはイヤフォン端子とUSB端子がある。 |
本体右側面には左からストラップホール、ボリュームボタン、電源ボタンがある。 |
シャープ製端末と言うことでIGZOディスプレイに期待したいところだが、本機のディスプレイは従来機にも採用されている、表示の綺麗さと低消費電力が特徴の「HD S-CG Silicon液晶」となっている。4.5インチでHD解像度なので、文字や写真などでは、ドット感を感じさせない緻密な表示ができていた。
カメラについては、カメラ初心者でも使いやすいよう、ブレずに綺麗に撮れる「トリプル手ブレ補正」機能が搭載されている。デジタルカメラでもお馴染みの光学式手ブレ補正に加えて、電子式手ブレ軽減による手ブレ補正に加え、画面をタッチせずに音声で撮影できる「Voice Shot」機能が搭載されている。トリプル手ブレ補正により屋内撮影や自分撮りなどでブレずに綺麗に撮れそうだ。
内蔵のイメージセンサーは、背面には約1310万画素、前面には約120万画素の裏面照射型CMOSセンサーが搭載されている。前面のカメラには顔認識とAR機能を融合させた「ビジンメークナビ」機能が用意されている。カメラで捉えた顔にリアルタイムでメークを合成する機能で、資生堂との共同開発でマキアージュを使用したアイメイクやチーク、リップなど様々な効果を試すことができる。
手ブレ補正機能と充実したカメラ機能(※クリックして拡大)。
リアルタイムに顔に合成されるビジンメークナビ
SH-04E(AQUOS PHONE EX)のスペックは、CPUにはクアッドコア1.5GHzのQualcomm APQ8064、OSはAndroid 4.1(Jelly Bean)、ROM16GB/RAM2GB、外部ストレージはmicroSDXC64GBに対応、下り最大100Mbps及び800MHz帯のxi対応、IPX5、7/IP5X等級の防水/防塵性能、バッテリー容量は2000mAh、おくだけ充電対応となっている。
リアカバーを外したところ、バッテリーは2000mAh。 |
付属の充電器によるおくだけ充電に対応する。 |
その他対応サービスは、おサイフケータイ(FeliCa)、ワンセグ、赤外線通信、10台までのテザリングに対応する。
DLNA対応のスマートファミリンクをはじめとするシャープ製アプリも充実している。
女性向けという事だが、特にスペックが落とされることなく、ハイスペック端末と言って良いほどの充実した端末となっている。ホワイトやブラックは男性にもお勧めできるので、是非手にしてそのサイズ感を確かめてみて欲しいと思う。
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/AQUOS PHONE EX SH-04E製品紹介ページ