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【CES取材レポート】 GALAXY Studioと喰い合って人が減った? サムスン電子ブース

サムスン電子と言えばAndroid端末メーカーの中では最大手のプレイヤーだが、コンシューマ―・エレクトロニクス・ショー「2013 International CES」(以下、CES)での今年のブースはあまり活気を感じなかった。

CESにおけるサムスン電子のブース。

ブースのフロントに最新スマートフォン「GALAXY Note II」がズラリと並んでいるのだが、それに興味を示している人はあまり多くなかった。また、カメラ機能をもたせたAndroid端末(あるいはAndroid機能持ったカメラ)「GALAXY Camera」の展示も同様だ。僕が行ったときは偶然人がいなかっただけかもしれないが、ウロウロしている説明員の方が来場客よりも多いのでは? というようなエリアもあった。

日本でも販売されている「GALAXY Note II」。これは米国モデル。

Samsung Mobileのブース。モバイルゾーンは説明員の方が目に付くエリアも。

GALAXY Cameraのブース。このブースもあまり人の関心を引いていないようだった。

GALAXY Camera。

GALAXY Cameraのスペック。


サムスン電子のブースの中では、スマートフォンなどのモバイル機器よりもカメラ関連の方がまだ来場客の興味をひいていた印象だ。米Appleとの訴訟なども関係しているのかもしれない。

また、カメラに関してもWi-Fi(無線LAN)を搭載したコンパクトデジタルカメラよりは、コンパクト一眼の「NX300」の方が人々の関心を集めていたようだ。Wi-Fi機能搭載カメラも昨年はじめの段階では物珍しかったが、すぐにカメラメーカーまでが搭載機を投入したので、それだけではもはや魅力に欠るのだろうか? 価格は安いのでコストパフォーマンスは良さそうだが。

コンパクト一眼の新機種NX300。

ネットワーク連携機能「Smart Camera」も2.0へのバージョンアップ。


また、ノートPCなどはそれなりに人の興味を集めているし、テレビ関連には最も人が集まっているように見えた。テレビではUltra HD(4K)、世界初のHEVCデコード対応テレビなどが展示されていた反面、スマートTVに対する力の入れ方が落ちている印象も受ける。同じ韓国のLG電子と比較しても、今年はブースのパワーをあまり感じない印象だ。

サムスン電子はコンテンツサービスも展開している。

HEVC(H.265)デコード機能を搭載した世界初のテレビ。


しかし、この本ブースとは他の場所で行われていた「GALAXY Studio」には行列ができていた。これはGALAXY Note IIを使って自分の顔のイラストをイラストレータに描いてもらえて、さらにそれをTシャツやマグカップにプリントしてもらえるというイベントだ。このイベントは大人気だった。

GALAXY Note IIの筆圧検知ペン入力を活かしたイベントなので、プロモーション的には成功と言えるのかもしれない。

何にしても、毎年2月にスペインで開催される「Mobile World Congress」でスマートフォンの新機種を発表するサムスン電子にとっては、CESは本番ではないのかもしれない。

「GALAXY Studio」ブースは盛況。

Tシャツももらえる。

(記事:一条真人

【情報元、参考リンク】
2013 International CES

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