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ソフトバンク、2013年2月以降に衛星電話サービスを提供開始へ

ソフトバンクモバイルは14日、2013年2月以降に衛星電話サービスの提供を開始すると発表した。同社が提供するサービスはアラブ首長国連邦に本社を構えるThuraya Telecommunications Company(スラヤ テレコミュニケーション カンパニー。以下「スラヤ」)が提供する衛星通信設備を利用する。

ソフトバンクモバイルは衛星電話サービスの電気通信事業者として総務省に対し、スラヤ衛星携帯電話の特定無線局の包括免許を申請し、同日に関東総合通信局より付与された。

衛星電話サービスの提供は災害に強い携帯電話サービスの提供を目的としている。

東日本大震災では、地震による被害によって一時的に携帯電話が繋がりにくい状況が発生したが、伝送網の復旧活動やユーザーへの暫定的な通信サービスの提供において、衛星通信が大きく活躍した。そこで、ソフトバンクモバイルは、震災で既存の通信インフラが使えなくなった経験から、非常時でも常に利用できる衛星インフラを利用した通信手段の確保とサービスの提供を検討してきた。

同社が利用するスラヤのサービス提供エリアは、北南米などの一部の国と地域を除く全世界に及び、日本についてはエリアカバー率が100%となっている。ただし、電波天文台が使用する電波との干渉回避に伴い、災害時以外での利用が制限されるエリアがある。また、屋内については電波が届きにくい場合もある。

提供されるサービスの詳細は後日発表される見込み。

なお、衛星電話については、NTTドコモとKDDIは英国のインマルサット社が提供する衛星電話サービスを利用したサービスを提供している。

【情報元、参考リンク】
ソフトバンクモバイル/プレスリリース
GAPSIS/ドコモ、持ち運びに便利な小型軽量の衛星電話「IsatPhone Pro」の取り扱いを開始へ
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