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ドコモ、LTE/3Gに両対応した超小型基地局「Xiフェムトセル」を開発。12月より住居・店舗・オフィスなどへの設置を開始へ

NTTドコモ(以下、ドコモ)は16日、世界で初めてLTEと3Gの両通信方式に対応した超小型基地局「Xiフェムトセル」を開発したと発表した。同社はXi及びFOMAの通信品質向上・エリア拡大へ向けた取り組みの一環として、12月より住居・店舗・オフィスなどへのXiフェムトセルの設置を開始する。

Xiフェムトセルの外観

Xiフェムトセルはホームルーターと同じようなサイズ・重量であり、省スペースで手軽に設置できる機器だ。具体的なサイズは約18.5×17.5×4.5cmで、重さは約0.7kgだ。

この小さな基地局でも半径数十メートル程度の通信エリアを構築することが可能で、LTE(Xi)と3G(FOMA)に対応し、同時運用することができる。Xiフェムトセルは汎用のブロードバンド回線に接続するだけで運用開始できる手軽さもあり、XiとFOMAのエリア拡大と品質向上が大規模な工事を必要とせずに完了できる上、エリアのきめ細かい整備も可能だ。

また、Xiフェムトセルには自動的に周辺環境にあわせてエリアを調整する機能(プラグ&プレイ機能)も搭載されている。

通信性能はLTEは下り最大112.5Mbps、上り最大37.5Mbps、3Gは下り最大14Mbps、上り最大384kbpsに対応する。周波数帯域は2GHzだ。

ドコモは、これまでも屋内エリアの品質向上の目的でFOMAに対応したフェムトセルを運用してきたが、今後はXiフェムトセルを基地局ラインナップに加えることで、FOMAエリアのみならずXiエリアもきめ細かく整備することが可能になる。

【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/プレスリリース

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