NTTドコモ(以下、ドコモ)は7日、ドコモ傘下のらでぃっしゅぼーやの株式のうち10%をローソンへ譲渡する契約を締結したと発表した。ドコモは8月1日にらでぃっしゅぼーやを完全子会社化しており、株式を100%保有している。このうち10%を12月にローソンへ譲渡する予定だ。さらに、ローソンは今後、らでぃっしゅぼーやとの協業が進んだ場合、株式を20%まで買い増す見込み。
資本・業務提携によって、物流コストの削減等の面で事業運営の効率化を図り、らでぃっしゅぼーやの有機・低農薬野菜をドコモとローソンが販売促進し、らでぃっしゅぼーやの収益拡大を目指す。
業務提携は主に2つの視点からみていきたい。一つはローソンとらでぃっしゅぼーやで、もう一つはドコモとらでぃっしゅぼーやだ。
ローソンはらでぃっしゅぼーやの株式を取得した後、らでぃっしゅぼーやに対して常勤取締役1名(物流担当)を派遣する。ローソンが保有する物流センターをらでぃっしゅぼーやが共同利用する予定で、これにより物流拠点の運営費の削減が期待される。さらに、前述したように最終的にはローソンはらでぃっしゅぼーや株を20%まで買い増しする予定で、ローソン派遣の常勤取締役をらでぃっしゅぼーやの代表取締役副社長にする。
二点目のドコモとらでぃっしゅぼーやの協業については、ドコモが12月から提供開始するサービス「dショッピング」において、らでぃっしゅぼーやの有機・低農薬野菜の取扱いが開始される。ほかにも、ドコモショップを活用した販売促進、ドコモポイントとの連携等の計画もある。さらに、両社はスマートフォンやタブレットを活用した販売促進も強化する予定だ。
そして、ローソンとらでぃっしゅぼーやによる合弁会社らでぃっしゅローソンスーパーマーケットをらでぃっしゅぼーやが12月12日に吸収合併する予定だ。これにより、らでぃっしゅローソンスーパーマーケットが運営するEコマースが「らでぃっしゅぼーやオンラインストア」に改称される。
【情報元、参考リンク】
・らでぃっしゅぼーや
・NTTドコモ/プレスリリース
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