KDDI、沖縄セルラーは2日、auの高速通信サービス「4G LTE」に対応したAndroid(アンドロイド)スマートフォンでは、auの公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」への接続時の認証にEAP認証を導入していると発表した。これにより、携帯電話回線のサービスエリア(LTEもしくは3G)から「au Wi-Fi SPOT」のエリアに移動した場合、その切替時間を大幅に短縮することが可能になった。
EAP認証は利用機器やユーザーを認証するプロトコル(認証方式)のひとつで、11月2日以降に発売される4G LTE対応Androidスマートフォンではこの方式で「au Wi-Fi SPOT」へ接続できるよう設定されている。結果、通知バーにWi-Fiアイコンが表示(点灯)すると同時にWi-Fiでの通信が可能になる。
従来方式ではWi-Fiアイコンが点灯してからログイン処理に時間が掛かっていたものの、その時間が大幅に短縮されることになった。
ただし、このEAP認証で接続されるアクセスポイントのSSIDは新しく作成されたものであり、「au_Wi-Fi2」になる。4G LTE対応Androidスマートフォンでは、あらかじめ「au_Wi-Fi2」に優先的に接続するように設定されているが、「au_Wi-Fi2」が利用できない場合には「au_Wi-Fi」などに接続される。
また、KDDIは、「au Wi-Fi SPOT」の品質向上への取り組みとして、「au Wi-Fi接続ツール」やアクセスポイントのチューニングを行い、歩行中などで複数のWi-Fi電波を頻繁に受信した際に通信ができなくなる症状を緩和したことも明らかにしている。
【情報元、参考リンク】
KDDI/au Wi-Fi の品質向上の取り組み
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