10月9日に発表された「STREAM 201HW」。翌10日に発売。
《基本仕様》
STREAM 201HWのスペックは、デュアルコア 1.5GHzのCPU(Qualcomm MSM8960)、Android OS 4.0、ROM 4GB/RAM 1GBなどで、SoftBank 4G、プラチナバンド、テザリング(2012年12月開始予定)に対応している。
カメラは、メインカメラの有効画素数は約800万画素、サブカメラは約130万画素で、フルHDサイズの動画の撮影も可能となっている。
本体サイズは、約幅65 × 高さ133 × 厚さ9.9(最厚部13)mm、重さは約131gとなっている。おサイフケータイやワンセグ・赤外線通信などは非搭載。
左からライトニングブラック(表・裏面)、フレイムブラック(表・裏面) |
ボディーカラーは、フレイムブラックとライトニングブラック。それぞれ黒が基調となっているがフレイムブラックは外周とカメラ周りにオレンジ色のアクセント的なパーツを使用し、背面はマットな質感となっている。一方のライトニングブラックは、細かいラインの入った光沢のある背面が独特の存在感を出している。
フレイムブラックの側面。名前の由来を聞き忘れたのだが、 側面は炎のフレイムを表しているかのような弧を描いたデザインとなっている |
《4つの「Fast(高速)」をアピール》
SoftBank 4Gの高速性をアピール
STREAM 201HWは、下り最大76MbpsのSoftBank 4G(AXGP)が利用できるスマートフォン第一弾となる。同会場で行われた展示会では、この高速通信をアピールするパネルを用いた展示が行われていた。
多くの来場者や記者もスピードテストアプリを使って、4Gの通信速度の速さをチェックしていた。確認してみたところ下りで20〜30Mbpsという驚異的な数値が出ていた。エリアや回線の混み具合によって今後この速度の維持は難しいとは思うが、WiMAXや他社LTEよりも速いという、アピールとしては十分過ぎる結果となった。
SPEEDTESTでは下り20Mbpsを越える値が出ていた |
2つめの高速は、1.5GHz デュアルコアCPUによる高速性と、起動時間5秒という使い勝手の良さをアピールしていた。起動時間5秒は、NTTドコモ向け端末「Ascend HW-01E」でも訴求ポイントとなっていたが、病院や通信機器の電源をオフにする必要がある施設などを頻繁に利用するユーザーにとっては、施設外で待ち時間なく電源をオンにできるのでメリットとなるだろう。
3つめの高速は、高速連写可能なカメラ機能。カメラアプリから「連写」を選ぶことで1.8秒で10枚の高速連写が可能となる。スマートフォンのカメラ機能ではシャッターボタンを押してから実際の撮影までのタイムラグが大きいが、少しだけ早いタイミングで連写をすることで、動きのあるシーンも撮影できシャッターチャンスに強いカメラ機能といえる。
連写機能は動きのあるシーンだけのものではなく、画面をタッチした際に発生する「ブレ」を連写することで、2枚目以降からブレのないカットを選ぶことができるので活用したい機能だ。
最後に4つめの高速は、指の動きに追従する高速ブラウジング機能だ。これは単にスクロールが速いと言うことではなく、タッチ操作全般のチューニングをブラウザをベースに行ったのだという。これによって、指の動きにしっかりと追従するためストレスなくブラウジングできるだけではなく、大雑把な動作や細かい操作にしっかりと追従するため、ユーザーを選ばず誰でも快適に使えると感じるのではないだろうか。
STREAM 201HWは10月10日より発売となっており、今なら最大1万円分のキャッシュバックキャンペーンも行われている(10月31日まで)。日本独自のおサイフケータイといった機能はないが、その分シンプルなハードウェア構成となっており意外とこの手のハードが貴重であるとも感じる。
(記事:mi2_303)
【情報元、参考リンク】
・ソフトバンクモバイル/STREAM 201HW製品紹介ページ
・GAPSIS/ソフトバンク、「STREAM 201HW」を発表。10月10日発売。下り最大76Mbps