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シャープ製5インチ・フルHD液晶の実機写真をチェック! Retinaを超える443ppiを実現。既に生産開始【CEATEC 2012レポート】

シャープは2日から幕張メッセで開幕した最先端IT・エレクトロニクス総合展示会「CEATEC JAPAN 2012」(以下、CEATEC)に出展し、5インチサイズでフルHD(1920×1080)の解像度を誇る超高精細液晶ディスプレイの展示を行っている。1インチ(=25.4mm)あたりのピクセル数を表す「ppi(pixel per inch)」は443ppi。この数字は高精細さを大きな魅力とする米Apple製スマートフォン「iPhone 4」や「iPhone 4S」「iPhone 5」が採用する「Retina Display」をも上回るピクセル密度だ。

シャープのブース。様々な展示がある中、5インチ・フルHD液晶も紹介されている。

iPhone 4/4Sは3.5インチサイズ、960×640、326ppiの液晶ディスプレイを採用する。iPhone 5はディスプレイサイズが4インチになり、縦方向にサイズが拡大したが、解像度は1136×640ピクセル、326ppiとなっている。

すなわちiPhone 4/4S/5では1インチあたり326ピクセルの精細さでの表示が可能なディスプレイを採用していることになる。このRetina Displayの美しさは言わずもがなだが、最近ではAndroid(アンドロイド)スマートフォンも精細なディスプレイを採用する例が増えている。4インチ台のサイズでHD(1280×720)というディスプレイが多く見られる。

しかし、今回シャープがCEATECで展示した液晶ディスプレイは5インチでフルHD、ピクセル密度は443ppiに達する。


フルHDテレビと同じピクセル数を5インチの小型ディスプレイに凝縮していることになるので、驚異的な精細さであることは容易に想像できるはずだ。

シャープはこの超高精細液晶をCGシリコン技術を採用して実現している。従来の液晶パネル(シャープ製 約4.3インチ、1280×720、342ppi)に比べて約1.3倍の画素密度になる。

本記事では、CEATECで展示されたデモ機の写真を紹介したい。写真はそのままだとファイルサイズが大きすぎるため、ある程度圧縮しているが、それでも精細さは十分に伝わるものと思う。

各写真は「左/右写真の拡大画像はこちら」のリンク先から最大拡大画像を閲覧することができ、ダウンロードも可能だ。画像の拡大はリンク先ページの写真右上に表示される虫眼鏡アイコンから可能、ダウンロードは左上の「Download」リンクから可能だ。ただし、一つ一つのファイルサイズがおよそ1.5MB~2.5MB程度あるので、閲覧の際はパケット通信代などには注意してほしい。

なお、シャープはこの高精細液晶を9月末から三重第3工場で生産開始している。10月には本格生産に移る。

とにかくこのディスプレイを一目見た感想は「美しい」の一言に尽きる。





※写真には小さなゴミや埃が写っている箇所、照明の映り込みがあります。申し訳ございません。

【情報元、参考リンク】
シャープ/5型フルHD液晶パネルを生産開始

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