左からWPL-05G300、PL-05H。
一般的な無線LANルーターであれば、無線LANのほか有線LANを使った通信も可能となっているが、ルーターを1階に設置し、コンピューターが2階にある場合など、ルーターとコンピューターの距離が離れている場合かつ無線LANが届きにくい環境では有線LANケーブルを家の中で引き回す必要がある。
また、3階建てや鉄骨構造の家の場合、無線LANが使いにくく、やはり有線LANが必要になるケース、もしくは通常よりも面倒な環境構築になる場合がある。
しかし、電力線であれば、基本的に最初から家の中に張り巡らされており、コンセントもあちこちに設置されている。「WPL-05G300」では、転送速度240Mbps（理論値）の世界で最も使われている「HomePlug AV 1.1」方式に対応したPLC機能を搭載している。
これにより、電力線を有線LANケーブルのように使うことが可能になる。コンセントに「WPL-05G300」を接続すると、宅内の離れた部屋同士であっても電力線を介してネットワークが繋がるので、長い有線LANケーブルを引き回す必要がなくなる。
前述したような3階建ての家や鉄骨構造の家であっても、電力線は家中に張り巡らされているので、無理なく利用できる。
「WPL-05G300」には、このPLC機能と無線LAN機能、そしてルーター機能が備わっている。
WPL-05G300
バッファローは2個セットの「WPL-05G300/2」（標準価格16,485円）と単品販売の「WPL-05G300」（同8,925円）を10月下旬以降に発売する。また、PLCアダプターの「PL-05H」の単品を5,565円で、2個セット「PL-05H/2」を10,920円で10月下旬以降に発売する。
PL-05H
一般的な木造住宅の場合には最近の無線LANルーターであれば、どれを選んでもおそらく普通に使えるが、無線LAN環境の構築がやや厄介な住宅などの場合、電力線を利用できる利点は大きい。
【情報元、参考リンク】
バッファロー/WPL-05G300シリーズ製品紹介ページ
バッファロー/PL-05Hシリーズ製品紹介ページ
