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DeNA、無料通話アプリ「comm」の規約改定やサービス改善、ユーザーからの要望への対応状況などを発表

ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は31日、同社が23日より提供開始した無料通話アプリ/サービス「comm(コム)」に関して、一部規約変更を行い、機能・サービスの改善を行ったことを明らかにした。特に改善点については、すでに行われたものに加え、今後予定している内容も公開している。

commはAndroid(アンドロイド)及びiOS端末向けに提供されている無料通話・無料チャットアプリであり、いわゆるDeNA版の「LINE」といったものになる。LINEも世間的に大きな注目を集め始めたころより、規約に関して騒がれる事態になったことがあるが、commでも様々な意見が寄せられることになったことものとみえる。

commもリリース後から瞬く間に人気を博したが、commの場合は特に実名登録制を採用していることから規約、個人情報の扱いに関する注目が高い。

DeNAは規約の第6条を次のように変更した。

【改定前】
第6条 comm会員記述情報について
3. 当社は、すべてのcomm会員記述情報を無償で複製その他あらゆる方法により
利用し、また、第三者に利用させることができるものとします。

【改定後】
第6条 comm会員記述情報について
3. 当社は、すべてのcomm会員記述情報を本サービスの提供を目的とする
範囲において無償で複製その他の方法により利用できるものとします。
ただし、comm会員間でメール・チャットによりやりとりされる情報を、令状等による場合を除き、
当社、第三者が閲覧することはありません。


改定後は会員記述情報の利用範囲がcommのサービス提供を目的とする範囲と明記された上、commユーザー間でのメール・チャットによるやりとりを令状等の場合を除いてDeNA及び第三者が閲覧することはないとハッキリ記された。

ただし、いずれにしてもユーザー間でやり取りされたトーク(チャット)の内容、ユーザーが送信したメールの内容、ユーザー間での通話内容についてはDeNAは保存せず、監視・閲覧することや第三者に提供することもない、とされている。


また、ユーザーからの要望によって主に2点の改善がなされている。

10月27日には無料通話の着信を友だちからのみに限定する変更が導入された。これにより、「友だちのみ着信設定」の設定に関わらず、一律で、ユーザーの友だちではない利用者からの電話を受け取れないようになっている。

10月30日には退会手続きの簡易化が図られた。退会手順はcommのアプリ内から「設定」→「ヘルプ」→「退会はこちら」から行うことができる。


さらに、近日中に予定されている改善点も公開されている。

まず、友だち以外からトークや通話を受けてもトークリストに表示されないようになる。送信者は「友だちかも?」リストに表示されるのみとなり、「リストからの削除」か「ブロックリストへの追加」「友だちリストへの追加」のいずれかを選択可能になる予定。

また、「友だち以外から写真のタグをつけられない」設定の導入と、通報機能の導入、「ブロックリスト」追加箇所の増設、サービス全体における注意文言等の見直しが図られる予定だ。

そして、これはAndroid版の利用者向けの変更点だが、アプリのアクセス許可項目の見直しが図られた。当初は、アクセス許可項目を、アプリの公開時の段階では利用していない項目も含めて許可を求めていた。だが、現時点で利用していない項目などに関しては、それを取り除き、アクセス許可項目を適切なレベルにする対応が採られることになった。

10月29日の時点でアクセス許可を求めている項目とその目的等は下記ページに記載されている。
https://ssl.co-mm.com/_news1

【情報元、参考リンク】
DeNA/プレスリリース

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