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販売延期していた21.5インチAndroid端末「FT103 21.5 Smart Display」が9月6日に発売へ

「FRONTIER(フロンティア)」ブランドでBTOパソコンなどを扱うKOUZIROは8月31日、販売延期していた「FT103 21.5 Smart Display」を9月6日に発売すると発表した。

同社は7月17日に発売延期の案内を出し、9月中旬に出荷する予定としていた。当初は7月18日に出荷開始予定だったため、約2ヶ月間の延期となり、購入希望者にとっては待たされることになったが、販売再開の見通しが立ち、9月6日より順次出荷される。

発売延期の理由は十分な品質レベルに達しなかったこととされている。タッチパネルの品質が一部輸送中に品質基準を下回る可能性があることが判明し、変更を加える必要が生じた。また、OSの開発遅延によって、Googleの認証評価にも予想以上に時間がかかるためとされていた。

Smart DisplayはAndroid 4.0を搭載した21.5インチのモニターディスプレイだ。“21.5インチタブレット”と呼んでもよいかもしれないが、実際には“PC用モニターにAndroidが搭載され、モニターとしての用途のほか、単独でAndroid端末としても利用できる製品”といった感だ。

ディスプレイは21.5インチで解像度1,920×1,080、視野角は上下で最大160度、左右で最大170度、コントラスト比は1000:1、応答速度は5msと、PC用モニターとしても一般的クラスだ。このSmart Displayをモニターとして使用する際にはディスプレイモードに切り替え、Android端末として単独利用する場合にはAndroidモードにする。

Androidモードではタッチパネルを使い、一般的なタブレットなどと同じような使い方ができる。また、Androidモードを駆動させるため、米Texas Instruments製のOMAP 4428 デュアルコア1GHzのプロセッサを搭載する。内蔵メモリは1GB RAMで、ストレージ容量は8GBだ。

この端末はGoogle Playストアも利用できるので、アプリを追加することも可能だ。

本体のサイズは約512.8×353×24.8mmで、重さは約5.0kg。価格は34,800円だ。

【情報元、参考リンク】
KOUZIRO/「Smart Display」販売再開のお知らせ
KOUZIRO/FT103 21.5 Smart Display

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