今年のTGSは幕張メッセの5~6ホールに、GREEをはじめとするソーシャルゲーム及びスマートフォン関連のブースが集まっている。その中から簡単にブース紹介と気になったゲーム・アイテムなどをレポートしていきたいと思う。
■GREE
広いステージが特徴のGREEブースには、GREE及びパートナー企業によるコンテンツが展示されている。フィーチャーフォンで人気となったカードバトルゲーム系はもちろんだが、徐々にスマートフォンの3D機能を使用したリッチゲーム化が図られている。
3Dグラフィックスによるアクションとアイテムを上手く融合させた「War Corps」をはじめとする同社の出展タイトルの他に、パートナー企業のタイトルでは、「バイオハザード VS.」(カプコン)、「モンスターハンター MH」(カプコン)、「メタルギア ソリッド ソーシャル・オプス」(コナミデジタルエンタテインメント)などがソーシャルゲーム化されていた。
■gloops
スマートフォン及びフィーチャーフォン向けのソーシャルゲームの開発・運営を行っているgloopsは、「大戦乱!!三国志バトル」をはじめとする5タイトルを試遊機で試せる展示となっている。ゲームを体験すると抽選でiPadなどがあたるイベントや、「大戦乱!!三国志バトル」に扮したグラビアアイドルのステージ・撮影会が行われている。
その他、22日には漫画家島本和彦氏による大戦乱!!三国志バトル 炎のライブアートと題したイベントが行われる(※編集部注:取材は20日に実施しています。記事公開が遅れ申し訳ございません)。ステージ上で同氏がイラストを実際に描画するとのことなので、ファン必見のイベントとなっている。
■SEGA
セガブースでは、ブースの2階に設けられたSEGA_Appsコーナーで、人気ゲーム「初音ミクフリック」、マルチプレイ可能なアクションRPGの続編「KINGDOM CONQUEST II」をはじめとする多くのゲームタイトルを試遊できる。
ブースが混雑している場合は難しいと思われるが、KINGDOM CONQUEST IIは是非マルチプレイで遊ぶことをオススメしたい。
1階部分にはSEGA_AppsをTwitterでフォローすることで景品が貰えるカウンターが設置されている。
試遊できる場所は2階から通路を見下ろせるので、セガブースに立ち寄った際はSEGA_Appsコーナーも観光気分で是非行ってみてほしい。
■CAPCOM
カプコンブースのモバイルコーナーには、新作「ストリートファイター X 鉄拳 Mobile」をはじめとする5タイトルが自由に遊べる試遊機が用意されている。
GREEプラットフォーム向けの「モンスターハンター MH」、「バイオハザード VS.」のほか、iOS向けの連鎖と忍術でゲームが展開するパズルカードバトル「忍者アームズ」は、ハイクオリティーなイラストと豪華声優陣を起用してゲームを盛り上げる。
格闘ゲームのストリートファイター X 鉄拳 Mobileは、スマートフォンのタッチパネルでも連続技が出しやすく遊びやすくなっている。手軽に技を組み合わせて遊べるので、感覚的には懐かしの「ポケットファイター」に近い印象。
スマコン |
その他、ゲームグッズ関連ではSHINTECの「スマコン」が気に入った。Android端末とBluetooth接続するゲームコントローラーで、対応ゲームであれば方向キーとボタン(LRボタンもあり)でコントロール可能となる。専用グリップをコントローラーに装着することで携帯ゲーム機のようにスマートフォンのゲームを楽しめることはもちろんだが、スマートフォンをHDMIケーブルでTVに接続するとコンソールゲーム機のような感覚でゲームを楽しむことができる。
さらに、TGS初出店記念として限定500台を通常価格¥12,800のところを¥7,680の特別価格で販売するとのこと。
TGSに出展されている多くのゲームがソーシャルゲームという傾向となり、来場した多くのコンソールゲームファンはその辺りをどのように捉えたのかが気になるところ。GREEの新作を見るとソーシャルゲームも徐々に3Dグラフィックス機能やアクション性を取り入れて来ており、スマートフォンの進化に合わせてゲーム作りの自由度が大きくなって来ていることがわかった。
とはいえ、出展こそしていないがスマートフォン向けの専用アプリを開発している多くのメーカーがあり、スマートフォンのゲーム=ソーシャルゲーム化した訳ではないと言うことを付け加えておきたい。
TGSは、23日(日)まで開催されているので是非足を運んでみて欲しい。
(記事:mi2_303)
【情報元、参考サイト】
東京ゲームショウ2012公式サイト