ソフトバンクとエイベックス・グループ・ホールディングス(以下、AGHD)は9日、合弁会社を設立し、11月からエンターテインメント総合サービスを共同展開することに基本合意したと発表した。
合弁会社の設立は9月の予定で、現時点では商号や代表者、資本金などの詳細は発表されていない。主な事業は会員制音楽・映像配信事業とされ、音楽・映像の定額サービスを中心としたエンターテインメント総合サービスをソフトバンクとAGHDが共同展開していくための会社となる。
両社が合弁会社を設立する背景には、昨今のスマートフォンの急速な普及があるという。
スマートフォンを取り巻く市場も急速に変化しており、エンターテインメント分野においては音楽で定額の聴き放題、映像でも定額の見放題、さらにはそれらのコンテンツを様々な端末で視聴可能という楽しみ方が広がってきている。このような市場背景のもと、エイベックス・グループの企画力・制作力とソフトバンクグループのスマートフォンを軸とするインターネットにおける開発力、インフラを組み合わせ、魅力あるエンターテインメント総合サービスの提供を目指していくことになるようだ。
合弁会社の詳細については、今回の基本合意にもとづき今後協議される模様。詳細は明確になり次第、改めて発表される見込み。
定額での聴き放題、見放題のサービスは国内外で様々な事業者が展開しているが、今回の両社のサービスがどのような魅力を持つものとなるのか、注目されることになりそうだ。
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