COOLPIX S800c |
それぞれ特徴が異なるモデルで、COOLPIX S800cにはAndroidが搭載され、アプリとの連携など多機能を楽しむことができる。ネットワークにも対応し、Wi-Fiが利用できる。
COOLPIX S01はCOOLPIX史上最小、最軽量の手のひらサイズのモデル。そして、COOLPIX S6400は、広角25mm相当から300mm相当の撮影画角をカバーする光学12倍ズームのNIKKORレンズを搭載したモデル。
左:COOLPIX S01、右:COOLPIX S6400
ここではCOOLPIX S800cに注目したい。
COOLPIX S800cにはAndroid 2.3.3が搭載され、Wi-Fiも利用できる。Wi-FiはIEEE802.11b/g/n準拠で、インターネットの利用やGoogle Playストアの利用も可能だ。そのため、Google Playストアからアプリをダウンロードし、カメラをカスタマイズしていくことができる。Google+、YouTube、Google マップ、Gmailなどはプリインストールされていて、すぐに利用開始することもできる。ただし、内蔵メモリは画像の保存領域が約1.7GBで、アプリケーション保存領域は約680MBとなっている。
また、基本的にAndroid端末であることから様々なサービスとの連携もしやすい。撮影した写真や動画、コメントをGoogle+、Twitter、Facebookなどですぐに共有することも楽にできる。
さらに「スマートデバイスへ転送」アプリを使えば、Android、iOS端末へ高解像度の画像や動画をワイヤレスで送信することができる。
なお、電話機能はさすがに使えない。それでも、コンデジ・スタイルのAndroid端末は国内大手メーカーからは初の商品ジャンルであり、様々な魅力を持つカメラになりそうだ。特にここまで多機能を利用できるコンデジはAndroid端末ならではだ。
カメラ機能については、広角25mm相当から250mm相当の撮影画角をカバーする、レンズシフト方式手ブレ補正(VR)機能を備えた光学10倍ズームのNIKKORレンズを搭載し、有効画素数1602万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用する。
動画についてはステレオ音声付き、1920×1080/30pのフルHD動画を撮影できる。
また、アプリとの連携として、「my Picturetown」をGoogle Playストアからダウンロード/インストールすると、撮影した写真を手軽にmy Picturetownにアップロードすることができる。
本体にはGPSも搭載されているので、撮影時の位置情報を写真や動画とともに記録することもできる。
ディスプレイは3.5インチのワイド有機ELで、当然タッチパネル仕様だ。
本体サイズは約111.4×60.0×27.2mm、重さは約184g(バッテリー、SDカード含む)。カラーラインナップはホワイトとブラックの2色展開。
発売時期は9月下旬以降の予定。
【情報元、参考リンク】
ニコン/プレスリリース