NTTドコモ(以下、ドコモ)は31日、iモードケータイ向けに提供している「Music&Videoチャネル」を2013年3月31日をもって終了させると発表した。「Music&Videoチャネル」は、2006年8月よりFOMAハイスピード対応機種向けに、動画や音楽番組を夜間に自動ダウンロードし、好きな時間に視聴できるサービスとして提供されてきたが、スマートフォン市場の拡大など、事業環境の変化から、経営資源を集中すべく終了することを決めたということだ。
また、同社はサービス終了へ向け、9月30日をもって新規申し込みの受付を終了する。
「Music&Videoチャネル」は月額315円のサービスで、最長で120分程度(動画番組は最長60分程度)の番組を夜間にダウンロードすることができる。最初に一度設定するだけで、あとは番組が自動更新されるので、最新の動画・音楽番組を持ち運ぶことができ、ダウンロードした番組はいつでも視聴できる気軽さが魅力だった。
さらに、番組更新日の異なる番組であれば、各チャネルに複数の番組をあらかじめ設定し、1週間分の予約も可能だ。
しかし、携帯電話市場は急速にスマートフォンへシフトしており、ドコモもそれを推し進めている。実際、ドコモが今夏商戦向けに用意した端末ラインナップにはフィーチャーフォンの新機種がひとつもない状況だ(非スマートフォンではキッズケータイはある)。
動画や音楽についてもスマートフォンの場合はYouTubeやニコニコ動画、Ustreamが手軽に視聴できる上、様々な配信サービスも拡充されてきているのが現状だ。ドコモが経営資源を集中すべく、「Music&Videoチャネル」を終了させる判断を下したのも当然の状況といえる。
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NTTドコモ/プレスリリース
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