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ノートン、ケータイ利用に関する調査結果を発表。約半数がパスワードによる端末保護をしていない

「Norton(ノートン)」ブランドでセキュリティソフトウェア/ソリューションの開発・提供を行うシマンテックは11日、日本人の携帯電話利用の実態、個人情報の重要性、モバイルセキュリティに関する理解度についての調査を行った結果を発表した。

フィーチャーフォン(通称:ガラケー)と比べ、携帯電話で扱う情報の種類はスマートフォンの方が幅広く、かつ絶対的な情報量も多くなっている。それだけに端末の紛失や盗難、ウィルスなどによる脅威の重要性は増している。

シマンテックの調査によれば、日本ではインターネット人口のうち77%が携帯電話を1台以上所有している。また、コンピュータ所有者の割合は96%で、そのうち95%がコンピュータからインターネットにアクセスしている。さらに、53%については携帯電話からもインターネットにアクセスしている。

携帯電話を使用したインターネット利用のトップ3はニュース・フィードを読むが46%で、ソーシャルネットワーク上の交流が28%、ネットショッピングが27%だ。ナビゲーションなどの位置情報サービスも17%と多い。

これら上位の用途はスマートフォンが得意とするものであり、フィーチャーフォンよりもやり易くなっている。特にニュースを含めて、ウェブサイトを閲覧するには大きな画面とタッチ操作の組み合わせは最適だ。

アドレス帳、メールのほか、今ではソーシャルネットワーキングサービス上の情報など、様々な個人情報が詰まった携帯電話だが、利用者のうち約半数がパスワードでの端末保護を行っていないことがわかった。この結果、約半数の方がモバイルセキュリティに関する認識が低く、脅威を現実のものと認識していないとの見方をしてもよいだろう。

では、携帯電話の利用者が端末を紛失もしくは盗難に遭った際に一番困ったことは何か? というと、それらの経験がある方の69%がアドレス帳の紛失だと回答している。そして、52%が費用面で困ったと答えている。

さらに興味深いことに、全体の3分の2にあたる利用者が携帯電話端末を失うよりも、スタジアム一杯の人々の前でパフォーマンスをする方がましだと回答している。これは携帯電話への高い依存度と個人情報重視を示している。

ノートンのアジア太平洋及び日本担当のバイスプレジデントであるデビッド・フリーア氏は次のように述べている。

「日本は技術レベルが高く、モバイルやインターネットへの依存度も高い国です。消費者はオンラインの脅威がコンピュータにもたらす影響をよく理解していますが、モバイルセキュリティの脅威についてはこれから認識を高める必要があります」

【情報元、参考リンク】
シマンテック

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