富士通がパソコン組立体験サービスを提供へ。まずは8月9日に実施

GAPSIS編集部 2012年7月6日

富士通は5日、パソコンを自分で組み立て、その内部構造や基礎知識を習得できる「パソコン組立体験サービス」を提供すると発表した。同社は2004年より毎年、夏休み期間中に福島、島根の製造工場で小・中学生を対象に「富士通パソコン組み立て教室」を開催してきた。この教室で得たノウハウを活かし、同社は全国各地でパソコンの組み立てを体験してもらえるよう今回のサービス提供を行う。

富士通の個人向けパソコンのサポートサービスに「パソコン組立体験サービス」が加わる

このサービスでは、富士通の個人向けパソコンの組み立て部品と、技術者による組み立て作業のサポート、内部構造の説明などがセットになっているので、参加者はこの体験を通してパソコンの内部構造や組み立て方、基礎知識を一通り習得し、さらに自分で組み立てたパソコンそのものを入手することができる。

組み立てたパソコンは一旦富士通の工場において点検が行われ、その後参加者へ届けられる。そして、通常の完成品では1年間保証のところ、3年間のメーカー延長保証（税込9,800円相当）を無償で受けることができる。ほかにも、「AzbyClubプレミアム」「電話/Webサポート」「引取・訪問修理サービス」など、富士通の様々なサポートを、市販されている完成品と同様に利用することもできる。

ただし、サービスは富士通が単独で実施・提供するわけではなく、全国のパソコン教室や旅行代理店、イベント主催会社へ提供される形となる。参加したい方はそれら企業が開催するイベントへ申し込むことで体験サービスを利用できる。

まずは旅行会社であるティー・ゲートとの共同企画が計画されており、8月9日に神奈川県の富士通川崎工場で行われる。

最小催行人数は10名で、最大募集人数は20名、所要時間は約4時間、料金は親子二人で134,800円だ。

13時に川崎工場に集合し、13時半から約120分間をかけて講義と組み立て作業に参加する。16時からは約1時間をかけて富士通テクノロジーホールの見学が行われる。17時5分からQ&Aが実施され、17時20分に解散というスケジュールだ。

なお、その後も富士通グループが全国展開するパソコン教室「富士通オープンカレッジ」などを通して企画が提供される予定で、他のパソコン教室や旅行代理店との企画も出てくることが期待される。