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ドコモ、「モバイル・コミュニケーション2012-13-ケータイ社会白書」を8月1日に全国の書店で発売へ

NTTドコモが設立したモバイル社会研究所は8月1日に書籍「モバイル・コミュニケーション2012-13-ケータイ社会白書」を全国の書店で発売する。価格は3,150円。

「モバイル・コミュニケーション2012-13-ケータイ社会白書」は、携帯電話の利用状況や社会情勢における「人々のコミュニケーションや情報行動」に焦点をあてた様々な調査が特徴となっている書籍。

特集として東日本大震災における人々の行動を携帯電話を手がかりに検証してもいる。この特集では「地震・津波被害とケータイ」「関東地方の帰宅困難状況」「ソーシャルメディアと情報リテラシー」というテーマで構成している。

また、本章は第1章から第5章までで構成され、最初は「ケータイの普及状況」、続いて「ケータイをめぐるコミュニケーションとリテラシー」、「モバイルコンテンツ・アプリケーション文化」、「海外のケータイ市場動向」、「ケータイをめぐる法制度概説」の順に掲載される。

具体的に内容に踏み込んで紹介すると、特集では例えば避難時の所持品の調査結果などが取り上げられている。この調査から、避難した人々の所持品のトップが携帯電話であることがわかる。割合は79.6%に及ぶので、ほとんどの方が携帯電話を持って避難していることが伺える。

2番目に多いのが財布や重要書類で、3番目に身分証明書と続く。食料、水が4番目で、以降、懐中電灯、ラジオ、衣類・防寒用品と続く。

避難時の所持品(MA)

また、震災関連情報を取得するために利用した情報メディアでは津波被災地域の方と東北・関東全域での調査では全く異なる結果が出ている。

震災関連情報を取得するために利用した情報メディア(MA)

津波被災地域ではラジオが60.9%でトップだが、東北・関東全域ではラジオは34.0%で2位だ。代わりにトップには73.7%でテレビが立っている。被災地における情報取得メディアとしてラジオが再び重要視されていたことは記憶に新しい。

また、携帯電話に搭載されたワンセグ機能も利用されているようだ。

なお、書籍発行の連動企画として「ケータイ社会研究レポートコンテスト」と「大東京復興双六・読者プレゼント」が実施される。前者は大学生を対象に「ケータイ社会におけるコミュニケーションのカタチ」をテーマとした論文コンテストだ。

後者は書籍に添付される応募はがきによって応募することで「大東京復興双六(復刻版)」が読者プレゼントされる企画。

【情報元、参考リンク】
モバイル社会研究所/ケータイ社会白書 モバイル・コミュニケーション2012-13

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