契約数の推移 |
すでにサービスの提供を開始しているNTTドコモ、イー・アクセスに続き、ソフトバンクモバイルとKDDIも次世代の高速通信方式「LTE」のサービスを準備している。
通信速度面で比較するとLTEはWiMAXと対抗する存在だが、厳しい競争下にありながらも低料金、高速対応エリアの広さ、データ通信量の制限なし、といった要素が注目され、前年同月比295%の純増数を記録している。現状ではLTEサービスで先行するNTTドコモの「Xi」ですら利用可能エリアが限られているため、それよりも広いエリアで利用できるWiMAXは、3G回線以上の速度を求めるユーザーにとっては貴重な選択肢になっているものとみられる。
数字でみると、WiMAXの人口カバー率は5月末時点で全国88%、全国主要都市においては99%に達している。全国88%という数字は市町村の役場が所在する地点において通信が可能か否かを確認した上で算出されたもの。全国主要都市で99%というのは、東京23区、政令指定都市、47都道府県の県庁所在地についてのものになる。
最近のUQコミュニケーションズは地下鉄エリアでの通信環境の整備にも取り組んでおり、都営地下鉄三田線では白山駅から芝公園駅の9駅間で完了し、その他の駅や浅草線、新宿線、大江戸線の各駅についても年内に順次サービス提供が始まる予定。横浜市営地下鉄でもグリーンライン全線での整備が完了し、ブルーラインについても阪東橋駅~戸塚駅間の10駅で完了している。8月末までには全線でサービスが利用できるようになる予定だ。
※純増数は社団法人電気通信事業者協会(TCA)の公表値より。
【情報元、参考リンク】
UQコミュニケーションズ