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シャープ、PANTONE 5に搭載される業界最小サイズの放射線センサモジュールを発表。セットメーカーに販売へ

シャープは6日、業界最小サイズとなる放射線センサモジュール「QM1H0M005x」を開発し、セットメーカーへの販売を行うと発表した。QM1H0M005xのサンプル価格は10,500円で、サンプルの出荷時期は6月29日、量産時期は8月31日の計画だ。また、月産個数は20,000個を予定している。

このモジュールはソフトバンクモバイル向けAndroid(アンドロイド)スマートフォン「PANTONE 5 107SH」に搭載されるもので、PANTONE 5は世界初の放射線測定機能付きのスマートフォンとして今夏リリースされる予定。

PANTONE 5のボディサイズが一般的なスマートフォンと比べても特別大きくなっていないことから想像されるように、QM1H0M005xのサイズは非常に小さい。サイズは25×20×2.5mmで、消費電力は通常動作時で7.5mWとなっている。

モジュールには空中の放射線(ガンマ線)を電流に変換するフォトダイオードと、高周波チューナーなどのシャープが長年培ったアナログ回路技術を駆使して開発された専用ICとで構成される。

専用ICにはフォトダイオードから出力される微弱電流を検出し、効率よく増幅する低雑音アンプ、振動や衝撃などの外来ノイズを独自のアルゴリズムで除去する回路を搭載する。これによって、汎用部品で構成した場合と比べて約55%の小型化が実現できたということだ。

【情報元、参考リンク】
シャープ/プレスリリース

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