Xbox SmartGlassでは動画コンテンツの 関連情報をタブレットに表示させることもできる |
Xbox SmartGlassは、スマートフォン、タブレット、PCをXbox 360と繋ぐことで、様々な連携機能を利用することのできるアプリケーションであり技術だ。サポートするプラットフォームはWindows 8、Windows Phoneに加え、iOS、Androidと幅広いものになる予定。
このアプリ、技術を介することでXbox 360が繋がれたテレビとモバイル端末の画面を連携して利用することが可能になる。
例えばモバイル端末の動画コンテンツなどをXbox 360を介してテレビに出力して視聴したり、逆にXbox 360側のコンテンツを楽しむ際に、モバイル端末の画面をサブディスプレイとして使うことが可能だ。映画やドラマを視聴しているときにモバイル端末側に関連情報を表示させたり、Xbox 360でテレビを使ってウェブサイトを閲覧しているときにモバイル端末にソフトウェアキーボードを表示させたり、タッチ操作のリモコンとして使ったり、という連携が可能だ。
ゲームプレイ中のサブディスプレイとして用いることも可能で、例えばニンテンドーDS/3DSにおける2画面の使い方のような用途も問題ない。設定やアイテム利用、何らかの情報表示などを手元のモバイル端末に映し出し、メインのプレイ画面をテレビに映すような使い方だ。
この技術で特に利点となるのは、Xbox 360のゲームに新たなコントロール系が加わることだ。スマートフォンやタブレットの画面ではタッチ操作が可能なため、タッチ操作を活かしたコントロールを取り入れることができる。米EA Sportsの「Madden NHL 13」では戦術、選手の動きをモバイル端末のタッチ操作で設定することができる。ゲームパッドとは違った、より直感的な操作が可能となる。
このようなマルチ画面のコンセプトは任天堂が開発中の新型ゲーム機「Wii U」にもあるものだが、Xbox SmartGlassの場合は、すでに所有しているもしくは所有していなくとも市販のスマートフォンやタブレットを活用できる点が魅力だ。もちろん、Wii Uのコントローラーと違い、スマートフォンやタブレットにはスティックやボタンは搭載されていないので、全く同じ体験が提供されるわけではない。
しかし、Kinectに続き、新たな展開が可能となるため、期待の技術だ。Xbox SmartGlassは今秋以降に提供開始となる予定。
【情報元、参考リンク】
マイクロソフト/プレスリリース