災害用音声お届けサービスの利用イメージ |
通常、災害時などには音声通信網が混雑することにより、電話が掛かりにくい状況が発生しがちだ。それにより、安否確認を行うことが困難になる。そのため、安否確認の代替手段が必要になる。昨年3月11日に発生した東日本大震災の時にも音声通話が繋がりにくい状況が発生し、代わりに活躍した連絡手段がインターネットによるTwitter、Facebook、mixiなどのソーシャルネットワーキングサービスやメール、災害用伝言板、Googleによる安否確認ツール「Person Finder」などだった。
東日本大震災の後、通信各社は安否確認手段の開発・改善に取り組み、その一つが「災害用音声お届けサービス」になる。
このサービスでは、auスマートフォンで音声メッセージを録音し、そのデータをパケット通信網を介して送信することで、相手にメッセージを声で伝えることができる。KDDIは4日から30日までの間、本サービスの体験版を提供する。この間に使い方を確認しておきたい。
また、同日からKDDIは、災害時でもEメールが受信しやすくなる機能向上を実施する。
「KDDI Eメールアプリ」と「au災害対策アプリ」の両方をインストールしたauスマートフォンにおいて、2つのアプリの連携によって、通信網が混雑する状況下でもEメールが受信しやすくなる。震災時におけるEメールの受信遅延時間が東日本大震災時と比べて最大90%短縮されるという。
なお、災害用音声お届けサービスに対応した「au災害対策アプリ」は、6月4日14時以降に「auマーケット」で配信される。利用料金は無料だ。
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【情報元、参考リンク】
KDDI/プレスリリース(別紙)