各社の計画 |
障害物などがあっても電波が届きやすく、利用者にとって利便性が高い“プラチナバンド”と呼ばれる周波数帯の割当が完了した。
今回、3枠が用意された700MHz帯の周波数はNTTドコモ、KDDI/沖縄セルラー、イー・アクセスが受けることになった。ソフトバンクモバイルは先に900MHz帯の周波数割当を受けたため、今回の700MHz帯への申請は行っていない。
3社の基地局開設計画は27日に総務省から発表されたように、電波監理審議会の答申を受けて、認定されていた。今回の各社の申請は審査から認定、免許交付までスムースに進んだ。
特に今回の700MHz帯の周波数獲得はプラチナバンドを持たないイー・アクセスにとっては非常に重要なことで、同社はこれを使って今後の事業を拡充していく予定だ。各社の700MHz帯の周波数を使った特定基地局の開設は、2014年もしくは2015年以降の予定のため、サービス提供開始はさらに先となる。
NTTドコモはとKDDI/沖縄セルラーは2015年1月、イー・アクセスは2015年12月の予定だ。
スマートフォンの普及拡大を受け、各社の通信網においてトラフィックが急増しており、周波数の追加獲得は大きな対策の一つとなる。
【情報元、参考リンク】
総務省/電波監理審議会(第981回)会議資料(PDF)