GALAXY NoteにはSペンと呼ばれる ペンが付属する |
■大画面の快適性と持ち運び
このペン機能を支えるのが5.3インチの大画面だ。これは現在のスマートフォンのなかでも最大レベルのサイズになる。この大きさのおかげで手書きメモものびのびできるし、大量の情報を1画面に表示できる。標準のホーム画面において1画面に表示(配置)できるショートカット・アイコンの数は5×5になる。最下段の全パネル共通エリアを含めれば6×5だ。さらに、スーパー有機ELディスプレイの表示クオリティも高い。
逆に、このサイズではスマートフォンとしての持ち運びやすさはどうなんだろう? というところがあると思う。
当然、人によって、この評価は変わるだろう。手の大きさ、体力の違いがあるからだ。
たとえば、最近流行のiPadをはじめとする10インチレベルのタブレットは、普通の東洋人では軽々と持ち運ぶというわけにはいかない。スティーブ・ジョブズのプレゼンを見て、「あれいいな」と思っても、多くの東洋人はスティーブ・ジョブズと同じパワーを持っているわけではない。
5インチレベルのサイズというのは実際に手にしてみると、普通の東洋人が常時持ち運びやすいマックスサイズなのかもしれないとも思う。上着のポケットにも収納できるので持ち運びやすい。
サイズ比較。左から順にiPhone 4S、GALAXY Note、iPadを並べたところ。 |
■パフォーマンスと動作のスムーズさ
1.5GHzのデュアルコアCPU搭載ということで、試しにベンチマークをとってみたが、どうやらNTTドコモ向けタブレット「GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D」よりも高速なようだ。たしかに全体的にスムーズに動く。
しかし、タッチ操作に対するレスポンスに関しては最新機種である「GALAXY S III SC-06D」の方がスムーズな印象がある。このあたりはさすがに世代が違うということだろうか。
Quadrant Standard Editionでベンチマークした結果。 |
■ワンセグもついてる!
ワンセグもついているので、暇なときにテレビを見たりできるのがいい。感度はごく普通という感じだが、大画面でEPG番組表が見やすい。
■デジカメ機能
デジカメ機能はサムスン電子の製品としては発色が良い気もするが、絵作りが派手すぎて精細感に欠ける印象もある。アメリカ人好みのチューニングなのだろうか?
撮影例。記事化にあたりサイズを圧縮したものの色調補正などは加えていない(クリックして拡大)
■手書きと5.3インチというサイズの魅力
5.3インチという大画面サイズを先取りした点(GALAXY SIIIでも4.8インチ)と、今までにない手書き入力の秀逸さがマッチして、GALAXY Noteは総合的に非常に優れた端末になっている。
女の子とかは手書きイラストを友達に送ったり、写真をデコったりして楽しんでいるようだ。また、最近、老眼気味で細かい字が見えにくくなってきたのでGALAXY Noteは手放せない、という人も身近にいる。
大画面と手描きによるレボリューションで様々な用途に応えるこの端末のポテンシャルは素晴らしいが、最新モデルの多くがAndroid 4.0を搭載するなかで、OSがAndroid 2.3ということだけは気がかりだ。
(記事:一条真人)
【情報元、参考リンク】
NTTドコモ/GALAXY Note SC-05D製品紹介ページ
これもipadの構造と同じなんですか?
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