ANA(全日本空輸)は25日、来年(2013年)の夏より、機内におけるインターネットの利用サービスを提供開始すると発表した。これはオンエア社との提携により実現するサービスで、オンエア社のWi-Fi(無線LAN)サービス「インターネットオンエア」を利用し、機内でのインターネット環境を構築する。
対象機はボーイング777-300ER、767-300ERで、ANA国際線機内で乗客は自身で持ち込んだWi-Fi機器を使ってインターネットを利用することができるようになる。
ANAは、機内でインターネットを利用したいという顧客の要望、スマートフォンでWi-Fiを利用する世の中のトレンドを受け、検討を進めてきたという。その結果、複数の航空機機種に対応し、ANAの国際線路線の地域全域をカバーし、地上におけるものと変わらない品質の通信環境を提供できるオンエア社との提携を決定した。
オンエア社はSITA社とエアバス社の共同事業によって2005年に設立された企業で、350件のローミング契約とインマルサット・サテライト・ネットワークの利用によって、グローバルに機内GSMとWi-Fiを安定供給する。機内GSMや機内Wi-Fiスポットを介し、乗客は自身の携帯電話、スマートフォン、タブレット、ノートPCなどの端末でインターネットを利用することができる。
今回、ANAはこのオンエア社と提携することで、機内でのWi-Fi環境を実現する。
なお、サービスは有料で提供される予定。
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ANA/プレスリリース
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