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グリー、モバイル向けシミュレーションRPGに定評ある米Funzioを約169億円で買収

グリーは2日、子会社の米GREE International, Inc.を通じてモバイル向けシミュレーションRPGに定評ある米Funzio, Inc.の株式を100%取得し、子会社化すると発表した。取得株式数は64,726,938株で、取得価額は2億1千万ドル(約169億円)となる。買収にかかる契約の締結は2日に行われ、子会社化の完了は5月中の予定。

Crime City (C) 2012 Funzio, Inc.

FunzioはAndroid(アンドロイド)、iOS端末のほか、FacebookやGoogle+などのソーシャルプラットフォームにおいてアイテム課金型のシミュレーションRPGを提供しており、人気を博している。「Crime City」や「Modern War」は北米のApp Store(iOS向けアプリストア)での売上ランキングで2位を記録した実績があり、最新作の「Kingdom Age」も順調にユーザーを増やしている。

これら3タイトルだけでも合計ダウンロード数が2,000万を突破している。

また、Funzioは米The Wall Street Journal紙において「最も革新的なスタートアップTop50」の一つに挙げられる、今後の成長に高い期待を抱かれているベンチャー企業(2009年6月設立)だ。

グリーはFunzioを買収することにより、人気作を生み出した優秀な開発チームを獲得することになる。

今回の買収に関し、グリーの代表取締役社長、田中良和氏は次のように述べている。

「今回の買収は、グリーの今後のグローバル展開に非常に大きな意味を持つものです。Funzio社は世界でもそのクオリティが高く評価されるゲームを生み出しており、優れた人材と開発力を有しています。これから展開される新しい『GREE Platform』において、より多くのユーザーに利用してもらえるサービスが提供できることを楽しみにしています」

一方、FunzioのCEO、Kenneth Chiu氏は次のようなコメントを寄せている。

「世界中にモバイルゲームを届けるノウハウを持つグリーと協力して、ユーザーがどこにいても好きな時に通じ合え、魅力的なゲームで遊べるように共に協力していきます」

【情報元、参考リンク】
グリー/プレスリリース
Funzio

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