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ソフトバンク、「LTE-Advanced」に向けた「ECO-LTE」の実証実験を東京・お台場で開始

ソフトバンクモバイルは22日、「LTE-Advanced」に向けた「複数基地局間協調伝送方式(ECO-LTE)」の無線通信システムに関する実験試験局の本免許を取得し、東京・お台場においてフィールド実証実験を開始すると発表した。実証実験は同日から2015年3月31日まで行われる予定で、実験に使用される基地局は3.3GHz帯3局となる。


LTE(Long Term Evolution)-AdvancedはLTEの後継となる携帯電話システムとして3GPPで標準化が進められている通信規格で、ECO-LTEは「Enhanced Cooperative - Long Term Evolution」の略で、隣接する基地局など複数の基地局間で協調して端末に信号を送信することでセル端での伝送速度(スループット)の向上を図る技術をLTEに適用したもので、ソフトバンクモバイルでの基礎実験システムの名称。

ソフトバンクモバイルでは、複数の基地局装置を一か所に集中して設置し、基地局とダークファイバでつなぐ光張り出し方式の基地局構成での実証実験はすでに実施している。

今回新たに始まる実験は光張り出し方式ではなく、一般的なIPネットワーク上で規定された基地局間インターフェース(X2インターフェース)を利用した「複数基地局間協調伝送方式」の実証実験になる。

X2インターフェースを利用することで、分散された基地局に対応できるほか、ダークファイバが利用できない基地局に対応できるなど、汎用的な方式として商用サービスに活かすことができるようになる。今回の実験を通して通信品質や通信速度が評価される。

【情報元、参考リンク】
ソフトバンクモバイル/プレスリリース

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