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Google Play配信のアプリにおいてアプリ内課金で月額/年額販売が可能へ

米Googleは24日(米国時間)、同社が運営するコンテンツストア「Google Play Store」(以下、Playストア。旧「Androidマーケット」)において新しい料金プランを導入すると発表した。具体的にはPlayストアで配信されるアプリにおける、アプリ内課金システムへの新機能で、定期購入(Subscription)タイプの課金が可能になった。


Playストアで配信されるアプリでは、アプリ内でコンテンツを販売する際、Googleの決済システムを利用することが可能になっている。このアプリ内課金の際にユーザーに提供される料金プランは従来“売り切り型”のみだったが、新たに定期購入プランを選択可能になった。

売り切り型では、購入時に一度支払いを済ませることで、のちに新たに料金が発生することはない。例えば、ユーザーがゲーム内で有料アイテムを購入するときには、売り切り型で問題ないし、その方がラクだろう。

一方、電子雑誌の定期購読など、売り切り型よりも月額/年額での支払いの方がユーザーにとってもコンテンツ提供者にとっても良い例もある。ユーザーにとっては毎月いちいち購入手続きをする手間が不要になるメリットがあり、コンテンツ提供者にとっては収益の安定化を図れるメリットがある。

また、月額/年額での販売が可能になることで、Playストアにおいて新たな収益モデル・コンテンツ提供モデルの確立も期待される。

アプリ提供者は今後、有料コンテンツを売り切り型もしくは定期購入型で提供することができる。定期購入型の場合は月額、もしくは年額の設定が可能だ。決済にはこれまでと同じくGoogleの決済システムが使用される。

なお、現時点ではユーザーが月額/年額設定のコンテンツを購入する際、支払方法に選べるのはクレジットカード決済のみだが、将来的には通信事業者のキャリア決済にも対応する見込み。

【情報元、参考リンク】
Android Developers Blog/In-app Subscriptions in Google Play

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