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シャープ、ロボット家電に参入。第一弾はお掃除ロボ「COCOROBO(ココロボ)」。内蔵カメラの映像をスマートフォンで見ることも可能

シャープは8日、快適で安心感のある暮らしを提供すべく「ロボット家電」を提案すると発表した。「人工知能」や「音声認識」「センサー」「スマートフォン連携」などの機能を備えるロボット家電の第一弾として、お掃除ロボット「COCOROBO(ココロボ)」があわせて発表された。

同社がロボット家電を提案する背景には、近年、単身・共働き・高齢世帯が増加する中で、家事を低減・代行する家電に加え、生活に安心を提供する家電へのニーズの高まりがあるという。

ココロボは、シャープ独自の「強力吸じんシステム」によってフリーリングの目地に詰まった細かなゴミまで吸い込むことが可能な能力を持つ掃除機能のみならず、「高濃度プラズマクラスター7000」を搭載し、プラズマクラスターイオンを部屋に放出する能力も持つ。しかも、ココロボには超音波センサーも搭載され、障害物を検知して自ら賢く動き回ってプラズマクラスターイオンを放出してくれる。



今回、シャープはココロボを2モデル用意した。スタンダードな「RX-V80」と、多機能モデルの「RX-V100」だ。

どちらのモデルにも人工知能「ココロエンジン」が搭載され、バッテリーの充電量や掃除の状況に応じた様々な反応を楽しむことができる。さらに、RX-V100については、音声認識機能「ボイスコミュニケーション」が搭載され、対話形式での操作も可能となっている。もちろん、対話ではなく付属のリモコンやボタンでの操作もできる。

対話形式の場合、「キレイにして」と声掛けると、ココロボはその時の気分によって「ワカッタ♪」と答えたり、「ハイ。」と答えたりする。

ちなみに日本語については関西弁の設定も可能となっている。

それに加え、RX-V100にはWi-Fi(無線LAN)も搭載され、ココロボに内蔵されたカメラで撮影した画像を無線経由でスマートフォンで確認することもできる。

この機能は外出時、在宅時(ココロボとスマートフォンが同じWi-Fiネットワーク内に接続されている場合)で利用できる機能が異なる。外出時はスマートフォンからココロボに撮影指示を出し、90度ずつ回転しながら4方向の写真を撮影できる。ペットや部屋の中の様子をカンタンにチェックするには十分な機能だ。

外出時の例

さらに在宅時においてはココロボの内蔵カメラが写すリアルタイムな映像をスマートフォンで閲覧できる。例えば、このリアルタイム映像をスマートフォンで見ながらココロボの操作や撮影ができる。

在宅時の例

スマートフォンとの連携には別途専用アプリのインストールが必要で、Android及びiOS向けにアプリが開発されている。Androidの場合は2.3/4.0以降のスマートフォン、iOSの場合はiOS 5以降のiPhone 4/4S、iPad2/iPad(第3世代)が対応する。

ココロボ本体のサイズは約346×346×96mmで、重さは約3.3kg。16V 3.0Ahのリチウムイオン電池が内蔵され、充電時間は約4時間、最長運転時間は約1時間となっている。

2機種とも6月上旬に発売予定だ。

UPDATE
誤字を修正しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。また、誤字によりご迷惑をお掛けしました。申し訳ございません。

【情報元、参考リンク】
シャープ/プレスリリース
シャープ/ココロボ製品紹介サイト

読者&編集部コメント欄

この記事のコメント:1 件
  1. 記事中、「人工知能」が「人口知能」となっている箇所がありました。

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