UQコミュニケーションズは6日、WiMAXサービスの3月度の契約純増数を発表した。同社は今年に入り、1月に195,100件の純増を記録し、2月には167,000、そして3月には214,800件の契約を得た。これにより、3月末時点での累計契約数は2,265,700となり、当初の年度末目標である200万件を余裕を持って達成した。
2011年度末までの目標であった200万件に関しては2月26日に達成済みで、その後はどこまで上積みできるかが注目だったが、226万件を超える契約数にまで伸びている。
各社が様々なキャンペーンや割引を展開して契約獲得に注力する春商戦にあっても、前年同月比で163%の純増数を得られた理由として、月額3,880円の「UQ Flat年間パスポート」、スリムなボディで長時間駆動を実現したモバイルWi-Fiルーターの新商品「URoad-SS10」や「AtermWM3600R」、auの3Gネットワークも利用できる「DATA08W」などの好調があるということだ。
また、これはUQコミュニケーションズのみに留まらない話だが、現在、通信各社は公共交通機関での通信サービスのエリア整備に取り組んでいる。WiMAXも都営地下鉄、横浜市営地下鉄、福岡市地下鉄、東京メトロなどで順次サービスを提供開始している。
これらのエリア整備により通信環境が改善してきていることも大きいだろう。ただし、依然として人口の少ない郊外など、通信環境が十分ではないエリアもあるため、今後もエリア整備への取り組みが期待される。
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