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ドコモ、spモードメール、Gmailなど複数アカウントのメールを統合的に扱えるAndroid向けメーラーアプリ「CommuniCase」をリリース

エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下、ドコモ)は23日、同社が販売するAndroid(アンドロイド)端末向けのマルチアカウントメーラーアプリ「CommuniCase」をリリースした。価格は無料で、動作要件はAndroid 2.3.3以降。ただし、Android 4.0以降は非対応となっている。

これまで、ドコモのspモードメールを扱うには「spモードメール」アプリを、それ以外の一般のメールアカウントのメールを扱うには様々なメールアプリを、米Googleが運営するメールサービス「Gmail」のメールを扱うには「Gmail」アプリを使うことが一般的だったと思うが、今回登場した「CommuniCase」では、複数のアカウントをまとめて扱うことができる。

すなわち、「spモードメール」も「Gmail」も他のメールアカウントも「CommuniCase」で統合管理できる。

対応する送信プロトコルはSMTP、受信プロトコルはPOP3、IMAP4。送受信ともにSSL/TLSによる暗号化通信と、非暗号化通信をサポートする。

アプリのデザインもspモードメールアプリと比較すると今風のものになっており、「統合」タブでは複数アカウントのメールをまとめて表示することができる。また、メールの整理はspモードメールアプリにあるフォルダ機能とは異なり、フィルタ機能を利用するようになっている。ほかにも、Gmailのようなスレッド表示にも対応している。

絵文字やデコメ絵文字なども利用可能だ。ただし、デコメ絵文字pop、デコメピクチャpopには非対応。


なお、一見spモードメールアプリに代わる素晴らしいアプリの登場に見えるが、残念なことに現時点ではいくつかの点から完璧とはいえない。特に大きな理由はspモードメールに非対応の機種が多いからだ。しかも、spモードメールはCommuniCaseかspモードメールアプリのどちらか一方でしか受信できない。メールデータはアプリ間では共有していない。

しかし、利用可能な通信に関しては、最初からWi-Fi(無線LAN)にも対応しており(※spモードメールの初期設定はWi-Fiをオフにして行う)、そもそもマルチアカウントへ対応している点など、いくつかの良い部分もあるため、今後のアップデートに期待したいアプリとなっている。

spモードメールに非対応の機種は下記の通りだ。

SC-02D, SC-01D, SC-02C, SC-01C(*1), SC-02B(*1), SH-04D, SH-13C, SH-12C, N-06C, N-04C(*1), F-01D, F-12C, P-01D, P-07C, L-07C, SO-01D, SO-03C, SO-02C, SO-01C

(*1) 事前にAndroid 2.3.3以上へのアップデートが必須。

また、利用不可の機種は下記の通りとなっている。

SC-04D, HT-03A, SH-10B, SH-03C, T-01C, L-04C, L-06C, SO-01B, Sony Tablet S, Sony Tablet P

【情報元、参考リンク】
Google Play/CommuniCase

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