SkyDriveアプリはWindows/Macのほか、Windows Phone/iPhone/iPad向けが用意されている |
さらに、4月22日以前からSkyDriveを利用していて、1ファイル以上保存していたユーザーの場合は、無料容量を7GBから25GBにアップグレードできる権利が期間限定で与えられている。
ただ、4月1日時点で4GB以上を利用していたユーザーについては25GBの無料ストレージに自動でオプトインされている。
対象者の方は忘れずにSkyDriveへアクセスし、アップグレードの手順を行っておくことをオススメしたい。手順はカンタン。対象者ユーザーの場合、SkyDriveトップページにお知らせメッセージが表示されているので、そのリンクをクリックし、続けて表示される画面においてアップグレードのボタンをクリックするだけだ。お知らせメッセージが表示されていない場合には左メニューにある「容量の管理」リンクをクリックしてみよう。対象者の場合は下図2のページにアップグレードのボタンが表示されるはずだ。
1. 赤枠の部分に注目。このリンクをクリックする。 |
2. 「無料アップグレード!」ボタンをクリックする。 |
3. 完了。無料容量が7GBから25GBへ増えた。さらに増やすことも可能(有料)。 |
SkyDriveは今回のサービス強化により、Windows/Mac向けの専用ソフトウェアによってローカルデータとの同期が可能になった。これにより、ローカルデータとSkyDrive上のデータを常に同じ状態に保つことができるため、日常的に利用するデータのバックアップ先としても使いやすい存在になった。
しかも、今回の機能強化によってSkyDriveアプリを実行しているWindows PCへ、SkyDrive.comからリモートアクセスすることが可能になっている。SkyDrive.com経由のファイルブラウズとビデオストリーミングをどこからでも実行できる、自分だけのプライベートクラウドのように機能させることができる。外出時に自宅PCに忘れてしまったファイルがあっても、SkyDriveから簡単に取り出すことができる。ただし、そのための設定が必要だ。
また、現時点ではSkyDriveに用意された専用ソフトウェア/アプリはWindows/Macのほか、Windows PhoneとiPhone/iPadに対するものだけだ。残念ながらAndroid(アンドロイド)向けのアプリはリリースされていない。しかも、Windows版ではWindows XPはサポートされていない。Windows Vista以降となっている。この点も残念ではある。
とはいえ、同期に対応したオンラインストレージサービスで7GBもしくは25GBの容量を無料で利用できることはとても素晴らしいことで、Androidユーザーの方にもアカウントの取得や25GBへのアップグレードをオススメしたいところ。
現在のところ、オンラインストレージサービスに関しては、Dropbox、Google Drive、SkyDriveの3つのサービスで無料アカウントを取ることをまずはオススメしたい。このうち、DropboxとGoogle DriveはAndroid向けのアプリもリリースされており、Windows/Mac、Android、iPhone/iPadなどの主要プラットフォームにおいて端末を問わずに同じデータを共有して使える利便性の高さを得られる。
一方、SkyDriveではAndroidには非対応ながら、無料で利用できる容量が7GBもしくは25GBと大きい利点がある。
例えば頻繁に編集やデータの追加/削除などの処理を行う可能性のあるデータ/フォルダについてはDropboxやGoogle Driveを利用し、そうでないデータをSkyDriveに入れるなどの分け方をしてもいいだろうし、モバイルではWindows PhoneやiPhone/iPadを中心に利用するという方の場合、SkyDriveをメインに使ってもいいかもしれない。
それぞれ、サービスによってアップロードできるファイルの最大容量や、アップロードの実効速度の違いなどもあるので、この機会にいくつかのサービスをチェックしてみてほしい。
オンラインストレージサービスは一度使い始め、慣れてしまうと手放せないサービスなのでオススメだ。
なお、SkyDriveの機能強化の詳細は下記リンク先のページで紹介されているので、関心のある方はチェックしてみよう。
【情報元、参考リンク】
マイクロソフト ブログ/新しい SkyDrive が可能にする、場所を選ばず使える Windows 用パーソナル クラウド ストレージ