KDDI「『新周波数』対応機種に交換が必要なお客さまへ」ページより |
対象機種を利用中のユーザーが、今後も同一番号でサービスを利用したい場合は新しい機種への変更が必要になる。そのため、同社は早めの機種変更手続きを呼びかけている。
800MHz帯の周波数は携帯電話のほか、防災目的などの無線システムに細かく分かれて使用されている。この周波数をより効率的に利用していくために、現在800MHz帯の区画整理が行われている。この区画整理の一環で、KDDIはこれまでに使用してきた周波数から新しい周波数への切り替え作業をしている。
最近の機種に関しては新しい周波数に対応しているものの、古い機種では新しい周波数に対応していない。新しい周波数に対応していない機種では、区画整理後には通信サービスを利用できなくなるため、KDDIは機種変更を呼びかけている。
KDDI「『新周波数』対応機種に交換が必要なお客さまへ」ページより |
そして、同社は対象機種のユーザーが機種変更する際、機種変更手数料を無料とし、変更後の機種を特別価格で提供する「サンクスチェンジ」というキャンペーンを実施する。このキャンペーンは「シンプルコース」で「誰でも割」「スマイルハート割引」「年割」のいずれかに加入することが必要だが、多くの方が「誰でも割」には加入するはずなので、特に問題なく利用できるだろう。ただし、「誰でも割」は2年単位での契約のため、途中解約した場合には9,975円の解除料が発生するので注意してほしい。
また、「サンクスチェンジ」では、新しい機種を特別価格で提供することに加え、無料で提供する機種も一部用意している。無料提供機種は7機種で、スマートフォンでは「MIRACH IS11PT」、「htc EVO 3D ISW12HT」、フィーチャーフォンでは「F001」「K006」「簡単ケータイ K010」「CA007」「簡単ケータイS PT001」だ。
なお、au携帯電話サービスが終了することにより、利用できなくなる機種は下表の通り。一方、au携帯電話サービスは継続するが、利用できなくなる機種はその下の表の通りとなっている。
前者の場合、放っておくと7月22日をもって自動的に「利用休止」状態へ移行する。これにより基本料金等は自動的に発生しなくなる。しかし、KDDIが料金の回収代行を行っている有料のEZwebコンテンツは自動的に解約となるので気を付けてほしい。さらに30日間放っておくと、電話番号が失効してしまうので注意が必要だ。
忘れずに早めに対処しておきたい。
後者については、端末が利用できなくなってもau携帯電話サービスやEZwebコンテンツの契約などは継続となり、料金はそれまでと同じように発生するので、やはり機種変更を行っておく必要がある。もしくは使わないのであれば解約しておこう。
「au携帯電話サービス」の終了により、利用できなくなる機種 (クリックして拡大) |
「au携帯電話サービス」は継続するが、利用できなくなる機種 (クリックして拡大) |
なお、au ICカード非対応機種の中でも「HTC EVO WiMAX ISW11HT」「HTC EVO 3D ISW12HT」「MOTOROLA PHOTON ISW11M」、データカードは除く。しかし、通信が出来なくなるデータカードを利用中のユーザーは自動的に休止となる。
説明自体がいささか複雑になっているため、今回の話が良くわからないという場合、かつ古い機種を利用している方は、上記2つの表に自分の利用機種がないか確認し、あった場合にはauショップ等のau端末取扱い店舗で直接尋ねてみることをオススメしたい。
とはいえ、該当の端末を利用しているユーザーにはKDDIからの案内も行われる予定だ。
【情報元、参考リンク】
KDDI/「CDMA 1X」などのサービス終了およびご利用中のサービスへの対応方法のお知らせ
KDDI/「新周波数」対応機種に交換が必要なお客さまへ