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Google、無料で5GB、最大16TBまで拡張可能なオンラインストレージ「Google Drive」を発表。Win/Macでの同期に対応、Android/iOSアプリも

米Googleは25日、オンラインストレージサービス「Google Drive」を発表した。オンラインストレージサービスはすでに各社から提供されているが、利用できるストレージ容量や自動同期機能を始めとするいくつかの機能、対応するプラットフォームなどに違いがあり、どれか一つをピックアップするとなるとやや難しい状況になりつつある。そこへGoogleが参入することで各サービスの市場シェアに大きな変動が生じることが予想される。


しかも、Google Driveは後発サービスだけあり、先行サービスの良い部分をしっかりと組み入れた上で魅力的な容量、価格、機能を打ち出している。

まず、5GBまでの容量をユーザーは無料で利用することができる。オンラインストレージサービスは簡単に言えば、サービス事業者がもつサーバ上のストレージ内に各ユーザー別に容量を与えてくれるもので、インターネットに繋がる環境であれば、いつでもどこからでもアクセスできる利便性がある。

また、すでに高い人気を誇るDropbox等の場合、コンピュータに専用ソフトウェアをインストールすることで、ローカルフォルダ内のデータとオンラインストレージ上のデータを自動的に同期させることもできる。フォルダ内のデータを常に同じ状態にキープできるため、ちょっとしたデータのバックアップにも使うことができる。

今回新たに登場するGoogle DriveでもWindows/Mac向けに専用ソフトウェアが用意され、同期機能を有する。さらに、Android及びiOS向けのアプリも用意される。iOS版については後日リリース予定だが、Android版は「Google ドキュメント」のアプリと統合する形でリリースされている。すでに「Google ドキュメント」アプリをインストール済みの方はそれをアップデートすれば「Google ドライブ」アプリになる。実質的にGoogle ドキュメントを取り込んだ形だ。

容量に関する話に戻ると、5GBが無料だが、最大で16TBまで拡張することができる。容量拡張は25GBが月額2.49ドル、100GBが月額4.99ドル、1TBが月額49.99ドル、16TBが月額799.99ドルとなっている。100GBでも月額4.99ドルなので、競合サービスと比較してもかなり安い。例えば米Microsoftが提供するSkyDriveでは100GBは年額50ドル、Dropboxは年額199ドル(月額の場合は19.99ドル)となっている。

さらに、他のGoogleサービスと同様にウェブブラウザからの利用も可能だ。しかも、ウェブベースのファイルビューアをシームレスに利用することができるので、ファイルの中身を確認するために一々ダウンロードする必要もない。その上、ファイルビューアで開けるデータには米Adobe SystemsのPhotoshopやIllustratorのデータも含む30種類以上がある。

一般的な様々な形式のデータをオンラインでそのまま開き、確認できる利便性は魅力的だ。

しかも、Googleならではの機能として強力な検索機能が挙げられる。Google Drive内のデータを手軽に素早く検索できることはもちろん、画像ファイルについてはOCRを利用し、画像内のテキストを検索できるようになっている。

これまで、手軽に利用できるオススメのオンラインストレージサービスの一押しはDropboxだったが、より魅力的になり得るサービスが登場したことになる。

筆者としてはDropbpx、Google Drive、SkyDriveの3つのサービスをまずは登録、利用してみることをオススメしたい。それぞれに使い勝手や容量、機能が異なるため、比較検討してもいいし、全て使ってもいいだろう。全てを無料アカウントで使った場合でも、Dropboxで2GB(無料のまま増量できるボーナスもあり)、Google Driveで5GB、SkyDriveで7GB(以前からのユーザーは無料で25GBへのアップデートが可能)の計14GBを無料で利用できる。


【情報元、参考リンク】
Google Drive
Google Play/Google Drive

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