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モバゲーのDeNAが本社を渋谷駅直結の「渋谷ヒカリエ」へ移転。近代的なオフィス、新たな福利厚生制度、内線電話を兼ねたスマートフォンの配布などを導入へ

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)「Mobage(モバゲー)」を運営するディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は16日、事業拡大に伴う従業員の増加への対応と、積極的な採用活動推進に向け、本社を「渋谷ヒカリエ」に移転したと発表した。渋谷ヒカリエは26日に開業予定の高層複合施設で、渋谷駅に直結した利便性を誇る。この施設の開業に先駆け、DeNAはオフィスの移転を実施した。


同社は渋谷ヒカリエの21階から26階の計6フロアで業務を行うという。さらに、本社移転にあわせ、新しい福利厚生制度の導入や、本社勤務の社員へのスマートフォンの配布なども明らかにした。このスマートフォンは内線電話を兼ねたもので、いつどの場所にいても社員同士の連絡が取りやすい環境が構築されることになる。

新たなオフィスのコンセプトは「社員がつながる アイデア創出型オフィス」だという。

クリエイティブな発想とコミュニケーションを生み出すために開放感のある、高さのあるスケルトン天井とオリジナルのLED照明が全フロアに設置される。LED照明は省電力、ロングライフであることに加え、十分な明るさも備えているため、オフィスへの導入事例が増えてきている。DeNAの新本社オフィスでは各デスク・スペースの間仕切りがないこともあり、遠くまで見渡せ、気軽に声を掛けあえるオープンな空間を実現している。

さらに、同社は事業の世界展開を考慮し、リアルタイムに海外と繋がることのできる会議システムを増強している。加えて、マジックミラー越しに部屋の様子を確認して通訳ができる「通訳室」が複数設置された。これにより、同時通訳を伴う会議の実施が可能になる。


そして、固定電話を大幅に削減し、内線電話を兼ねたスマートフォンが本社勤務の社員1人1人に1台配布される。個人専用端末を社員が携帯できることにより、社員同士の連絡がいつでもどこでもできるようになる。

また、オープンスペースとは別に、1席ごとに間仕切りが設けられた「Study Room」と名付けられたスペースも用意される。ここは集中して業務に従事することができるように、空間が仕切られたスペースだ。


新たな福利厚生の一つとして、長距離通勤による時間的拘束や身体的なストレスからの解放を目的とし、オフィスの近隣に住んでいる社員に対しては毎月3万円の「家賃補助」が支給されるようにもなった。

全130席のカフェテリアも設置される。

ここはオフィススペースとは異なるデザインで、白い天井とレンガを敷き詰めた壁面で構成される空間。100インチのプロジェクタが設置され、ゲームや野球中継を大勢で楽しむ際にも使える。ランチタイムにはビュッフェ形式とランチボックス形式の2種類の食事が用意され、5月末からは毎営業日、全従業員に無料で昼食が提供される制度も導入予定となっている。



【情報元、参考リンク】
DeNA/プレスリリース

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