富士通、東芝は2日、KDDI向けの携帯電話端末の開発・販売会社である富士通東芝モバイルコミュニケーションズの株式のうち、東芝が所有していた株式を富士通が全て取得したことを明らかにした。富士通は1日付けで東芝所有分の全株式を取得し、富士通東芝モバイルコミュニケーションズを完全子会社化した。
富士通東芝モバイルコミュニケーションズは富士通の完全子会社となることで、社名も変更された。新しい社名は富士通モバイルコミュニケーションズとなる。
代表者は大谷信雄氏が務めることとなり、今後の事業内容も携帯電話端末の設計・開発・販売等で変わりない。ただし、今後も開発する端末はKDDI向けだ。一方、NTTドコモ向けの端末は従来通り、富士通で行う。しかし、両社は技術の共有も行いつつ、端末の開発に取り組む方針。
2010年10月に富士通と東芝の携帯電話端末事業の統合に際して、富士通は東芝から富士通東芝モバイルコミュニケーションズの株式80.1%の譲渡を受け、富士通グループの連結子会社としていた。さらに今回、富士通は東芝が持つ19.9%の株式を取得し、富士通東芝モバイルコミュニケーションズの株式を100%所有することになった。
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富士通/プレスリリース
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